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「私が校庭を調査したところによれば、非常に貴重な''暴れ柳''が、相当な被害を受けたようである」と、教授は続けた。
「あの木より、ぼくたちのほうがもっと被害を受けました」と、ロンが思わず言うと、教授は眉をぴくぴくと動かす。
ス「黙らんか！」
噛み付くような言葉に私達は一寸ばかり身を跳ねさせたと同時にクィリナスがダンブルドアとマクゴナガル先生を連れてきた。
そうして二人に処置についての説明をした。
退学にならなかった二人を見る教授の顔は、クリスマスがおあずけになったと言わんばかりの表情をしている。
その状況を好機に促すかのようにダンブルドアは教授を連れて席を外し、その場に残ったクィリナスとマクゴナガル先生だけが私達の前で鎮座する。
教授が退室する時、彼は私を恨めしそうに見ていた気がした。
マクゴナガル先生は、私達に夕食を出してここで食べるように言ってから、私に一歩近づいてまじまじと見つめた。
マ「あなたはなぜあそこにいたのです？ 歓迎会が始まるというのに」
『─────クィリナスが』と言った時、マクゴナガル先生の後ろにいた彼はびくりと飛び跳ねて、真意を計りかねているようにドギマギと顔色を窺った。
『クィリナスと一緒に歓迎会に向かっている時に、空を横切る車を見たというものだったので』
『好奇心が七割、怖さが三割という感じで車を追いかけました』とクィリナスには分かる嘘をついた。
「そうですか」とマクゴナガル先生は厳格な声を洩らす。
マ「あなたはすぐに他の教員に知らせた方が良かったのかもしれませんね」
『そうですね、すみません』と私は素直に謝ると彼女の横一文字であった唇がほんの少しだけ緩んだような気がした。
マ「私も、歓迎会の方に戻らなければなりません」
「クィリナスは─────」と扉のところまで行って、振り返り言うマクゴナガル先生を彼は目をやった。
クィ「私は、ここにいます」
そういった後に私たち三人の顔を時間をかけてみてから、最後に目配せをするようにマクゴナガル先生の方を見る。
「分かりました」とばかり残して、先生が扉を閉めて行ってしまうと、ロンは低く長い口笛を吹いた。
私は近くにあった椅子に座り込んで、サンドイッチを頬張り、クィリナスは私のサンドイッチを一つ取った。
いつもなら『取るなよ！』と騒いでばかりいるが、今さっきの嘘に付き合ってくれたお礼として何も言わずに悪戯な笑みをクィリナスに向けた。
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ナタデココ(プロフ) - 確か最後にクィリナスが登場してたような気がするんですけど……… (2023年2月13日 1時) (
レス) id: bb115dbd7a (このIDを非表示/違反報告)
ナタデココ(プロフ) - あの！今ある場面を探してて上級生の女の子達にロックハートがどうちゃらこうちゃらで絡まれててセブルス登場して口論になる場面ってありませんでしたっけ？あるなら何話か教えてください🙏。この作品じゃなかったらどの作品が教えてくれませんかね？……… (2023年2月13日 1時) (レス) id: bb115dbd7a (このIDを非表示/違反報告)
白眉(プロフ) - セブ推しさん» 嬉しいです！頑張っていきます！ (2022年4月7日 7時) (レス) id: 1c6ab8c3e1 (このIDを非表示/違反報告)
セブ推し - めちゃくちゃ面白いです！！ずっとキュンキュンさせてもらっています！これからも頑張って下さい！ (2022年4月3日 21時) (レス) id: 812d6fc9b4 (このIDを非表示/違反報告)
白眉(プロフ) - レイさん» ありがとうございます！頑張ります (2022年3月27日 16時) (レス) id: 1c6ab8c3e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白眉 | 作成日時：2022年3月5日 13時
