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教材リストを見つめ、行く方法を知らない私は、ただ怪しそうな方面ばかりを感じ取って歩いていた。
怪しげな輩ばかりが道の隅々まではびこり、子供が歩いていることに興味を示している。
私はその視線を一切気にすることなく、ただ真っ直ぐに歩いていると、目の前の方から輝くほどの金髪が二人。
『あ、やべ』と私はドラコとルシウスの対面を恐れた私は、人気のない道に入ろうとしたが、どうやら行動が遅かったらしい。
少し誇らしげで嬉しそうなドラコが「A！」と呼ぶのだから、その気持ちを無下にしてまで、道に逃げ込むなんて言うことは出来なかった。
『あ、あぁ……ドラコ、久しぶり！』
朗らかな笑みを向けると、彼は去年のはじめより気を許したようで、私に近づいて「えっへん」とでも言いたそうな表情が垣間見える。
あの禁じられた森の件から私に対する嫌悪も幾分か減り、グリフィンドール寮生である私にあまりそんな嫌悪も示すことがなかった。
ド「ああ、久しぶり。夏休みはホグワーツに居たんだろう？言ってくれたら、お菓子だって送ったのに」
ドラコは私が伝えてくれなかったことに不服げな辺り、外堀は着実に埋まっているようだ。
少し成長したような態度に私は、子供の成長は怖いものだと幾らか感じると同時に隣にいるルシウスの視線が痛く感じた。
次に何を発したらいいのか、分からなかった私は、無意味で空虚な言葉を言いかけた時───────
私の目の前には、真っ白なハンカチが差し出されていた。
『え、』と小さく呟く。
ル「顔に灰がついていますよ、君」
まさによそ行きの顔を見繕っていたルシウスに私は、度肝を抜かれつつ、礼を言って、そのハンカチを受け取る。
ル「お目にかかれて嬉しい限りですな。私はルシウス･マルフォイ。ドラコから話を聞いています」
ハンカチの次に差し出されたのは、彼の大きな手。
『私も会えて嬉しいです』
彼の妙な迫力に圧倒されまいと、いつもの飄々とした態度でのらりくらりと握手を交わす。
そうして難なく世間話の一つや二つを交わして、終わると思っていた。
しかし、そんな考えは甘かったようで、ルシウスは私を品定め見るように頭の先からつま先までじろりと見る。
嫌な感覚。
心臓が喉もとまでせりあがって来るような不快感。何かが間違っている。こうなることが分かっていたら、一人でここなんかに来なかったのに。
私の額にはふつふつと嫌な汗が滲み始めていた。
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ナタデココ(プロフ) - 確か最後にクィリナスが登場してたような気がするんですけど……… (2023年2月13日 1時) (
レス) id: bb115dbd7a (このIDを非表示/違反報告)
ナタデココ(プロフ) - あの！今ある場面を探してて上級生の女の子達にロックハートがどうちゃらこうちゃらで絡まれててセブルス登場して口論になる場面ってありませんでしたっけ？あるなら何話か教えてください🙏。この作品じゃなかったらどの作品が教えてくれませんかね？……… (2023年2月13日 1時) (レス) id: bb115dbd7a (このIDを非表示/違反報告)
白眉(プロフ) - セブ推しさん» 嬉しいです！頑張っていきます！ (2022年4月7日 7時) (レス) id: 1c6ab8c3e1 (このIDを非表示/違反報告)
セブ推し - めちゃくちゃ面白いです！！ずっとキュンキュンさせてもらっています！これからも頑張って下さい！ (2022年4月3日 21時) (レス) id: 812d6fc9b4 (このIDを非表示/違反報告)
白眉(プロフ) - レイさん» ありがとうございます！頑張ります (2022年3月27日 16時) (レス) id: 1c6ab8c3e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白眉 | 作成日時：2022年3月5日 13時
