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僕にとってそうしてくれた方が都合が良かった。
あんな緊張感のまま、このキャビネットに閉じこもるのは、少しきつい心持ちを持っていたからだ。
「ああ、''輝きの手''でございますね！」と言った店主は、リストを放り出してマルフォイの方にせかせかと駆け寄る。
ボー「蝋燭を差し込んでいただきますと、手を持っている者だけにしか見えない灯りが点ります」
『ドラコが泥棒、強盗にならないなら、必要ないよ』
少し揶揄う様な声。もういつもの調子を取り戻している。
マルフォイは、その言葉に口をへの字に結んで、何かを訴えるようにAの顔を仰ぎみていた。
「ボージン、私の息子は泥棒、強盗よりはましなものになって欲しいが」と、ルシウスは彼女の言葉を笑い、店主には冷たく言い放つ。
ボー「いえ……ただ、そんなつもりでは───だんな様」
「ただし、この息子の成績が上がらないようなら」と言ったルシウスの声が一段と冷たくなった。
ル「行き着く先は、せいぜいそんなところかもしれん」
ド「僕のせいじゃない。先生が皆んな贔屓をするんだ。 あのグレンジャーが……」
マルフォイは、言いかけた言葉をグッと堪えて、Aの方を見て、視線を逸らす。
あいつはあいつなりにも心があったらしい。
ル「私は魔法の家系でもない小娘に負けているお前が恥じ入ってしかるべきだと思うが」
その言葉に僕は一種の幸福感に満たされていると、Aは近くの商品を品定めしていた。
そうして彼女は、気まずそうな顔をする。
『でも、まあ、彼女の成績は努力の賜物ですから』
その言葉に不思議と感じたのか、店主は頭を傾げている。その顔には、なぜ純血一族のお方がそのようなことを言われるのか、というような文字がつらつらと書かれていた。
ド「じゃあ、君はなんだ」
マルフォイは、父の言葉に不満げな表情を浮かべ、こちらに目をやらずに商品を眺めているAに言葉を投げかけた。
この言葉ばかりは、ごもっとも、だと思う。
ド「魔法も上手く扱える。授業だって寝てるくせに成績はいい────スネイプ先生だって、君を助手として扱っていると聞く」
『そうだな───』と彼女は、ここにふさわしい言葉を数秒探している。
『誰もが恐れるA･ブラックってとこかな』
朗らかな表情でドラコの方に視線を向けた。
ルシウスは含んだ目線をAから離し、店主と値段の交渉を始め、マルフォイとAは二人で品々を時間が許す限り見る。
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ナタデココ(プロフ) - 確か最後にクィリナスが登場してたような気がするんですけど……… (2023年2月13日 1時) (
レス) id: bb115dbd7a (このIDを非表示/違反報告)
ナタデココ(プロフ) - あの！今ある場面を探してて上級生の女の子達にロックハートがどうちゃらこうちゃらで絡まれててセブルス登場して口論になる場面ってありませんでしたっけ？あるなら何話か教えてください🙏。この作品じゃなかったらどの作品が教えてくれませんかね？……… (2023年2月13日 1時) (レス) id: bb115dbd7a (このIDを非表示/違反報告)
白眉(プロフ) - セブ推しさん» 嬉しいです！頑張っていきます！ (2022年4月7日 7時) (レス) id: 1c6ab8c3e1 (このIDを非表示/違反報告)
セブ推し - めちゃくちゃ面白いです！！ずっとキュンキュンさせてもらっています！これからも頑張って下さい！ (2022年4月3日 21時) (レス) id: 812d6fc9b4 (このIDを非表示/違反報告)
白眉(プロフ) - レイさん» ありがとうございます！頑張ります (2022年3月27日 16時) (レス) id: 1c6ab8c3e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白眉 | 作成日時：2022年3月5日 13時
