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大広間に行く途中でハーマイオニーを引っ捕らえ、大広間に行ってみると、マクゴナガル先生とフリットウィック先生が忙しくクリスマスの飾り付けをしているところであった。
マ「ああ、ハグリッド、最後のモミの木ね─────あそこの角に置いてちょうだい」
これぞ、素晴らしき眺め。生まれて初めて、こんな盛大にクリスマスを祝うなんて─────
柊やヤドリギが、リボンのように組み合わされて壁に飾られ、クリスマスツリーが十二本も聳え立つ。
小さな氷柱で煌めくツリーもあれば、何百という蝋燭で輝いているツリーも有る。
ハグ「休日まであと何日だ？」
『あと、一日』と私はこれ以上にないクリスマスの壮大さに見とれていた。
そうして、胸の中に湧いてくる不安や心配で泣きたくなってくる。
クリスマスの飾り付けが壮大だから泣く訳では無い。
ただ、もしこの世界と前の世界の時間軸が同じならば、母は今頃、一人寂しくクリスマスを迎える羽目になる。
一人寂しく─────父は海外に出張、阿呆な我が子は学校に行ったきり帰ってこない。
あの横暴ですぐに「くたばれ」と発し、暴挙を振るう母だから、今頃、捜索して結果をもたらさない警官を殴って、収容されてるかもしれない。
どちらかというと泣きたがらない質に生れながら、時々泣ける場合が、自分の前に出て来てくれないのかと考えるのが私であったが……
この世界では泣きたくない。泣いては負けなような気がしていた。
僅か十七歳の命運は分け、今に至る。
「そういえば──」とハーマイオニーが私たち三人の方を見て話し出した。
ハー「三人とも、昼食まで三十分あるから、図書館に行かなくちゃ」
『んー』と怠けた返事を出した次に大きな欠伸をする。
私が医務室で右肩を治療している間に、この三人はハグリッドがうっかり洩らしたニコラス･フラメルに興味を示して、毎日毎時間毎秒───
いや、そこまではニコラス･フラメルのことについて話さないが、幾度もそれの話を聞かされていた。
私はそれに頷いて、話を聞く係というのが最近の新たな時間の潰し方である。
「図書館？」と言ったハグリッドは、私達について大広間を少しばかり出た。
ハグ「休み前なのに？ おまえさんたち、ちょっと勉強し過ぎじゃないか？」
ロ「勉強じゃないよ」
ロンは明るく答えて、またクリスマスの装飾の方へ目をやっていた。
ハ「ハグリッドがニコラス・フラメルって言ってからずっと、どんな人物か調べてるんだよ」
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蒼衣(プロフ) - うあ・・・「油性ペンはアルコールで落ちるよ」って教えてあげたい・・・！！！とても読みやすいです！！ (2022年9月27日 13時) (
レス) @page15 id: 07bd606f9d (このIDを非表示/違反報告)
白眉(プロフ) - 夜さん» うわ！！ありがとうございます！めっちゃ頑張ります！ (2022年2月27日 9時) (レス) id: 1c6ab8c3e1 (このIDを非表示/違反報告)
夜 - すごい面白いです。一気読みしました！キャラ設定がぶれてなくて読みやすいです。応援してます‼️すごい好きです♡ (2022年2月18日 16時) (レス) id: bd1153db02 (このIDを非表示/違反報告)
白眉(プロフ) - ノッブ@ウマ娘のトレーナーさん» う、嬉しすぎて……ちょっと今、感極まってます！ありがとうございます！頑張ります！ (2022年2月15日 8時) (レス) @page1 id: 1c6ab8c3e1 (このIDを非表示/違反報告)
ノッブ@ウマ娘のトレーナー(プロフ) - とても読みやすい文体で、夢主に好感持ちました(*´-`)更新、頑張って下さい💪 (2022年2月15日 8時) (レス) @page43 id: 661d0e9254 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白眉 | 作成日時：2022年2月9日 21時
