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そしてその棍棒はちゃんとトロールの頭へボクッという嫌な音を立てて落ちた。
トロールは、フラフラしたかと思うと、ドサッと音を立ててその場にうつ伏せに伸びてしまう。
倒れた衝撃が部屋全体を振動させ、振動で巻き起こった壊された破片がまだ中にいるハリーとロンに振りかかろうとしている。
『まずい、ハリー、ロン！』と私は二人に呼びかけると二人は、私の方をしっかりと見つめた。
『歯を食いしばってね─────
その一言にハリーとロンは一瞬にして身を固くして、私は飄々とした挑戦的な笑顔でこちらに向かってくるハリーとロンを受け止める。
「うわぁぁぁ！」と勢いよく私の方に来る二人を強い衝撃を受けながら床へ倒れ込み、壊された破片が床に落ちる音が聞こえた。
ようやく、ハーマイオニーもやっと声を出せるようになったようだ。
私とハリーとロンにも笑顔が灯って、ゆっくりと体を起こしてこちらに来る足音に耳を傾ける。
その時になって、やっと先生たちは女子トイレに駆けつけた。
マ「これは一体─────どういうことですか！」
満腔の怒りを顔全体にして表し、彼女の後ろで教授が足を引きずりながら来た。
私はその教授の足を見ながら、一種の罪悪感を感じずにはいられなかった。
彼の怪我は原作上、必要だったから助けなかった。
私は私たちに叱るマクゴナガル先生をぼんやりと眺めて、どこかへ去っていく教授を見つめる。そうして、ハッとした時には、もうハーマイオニーは談話室に帰らされていた。
今度は私達3人にマクゴナガル先生を向き直る。
マ「先ほども言いましたが、貴方達は運が良かったのです。成長した野生のトロールに立ち向かえる一年生なんてそうざらには居ません」
「一人に5点ずつあげます。そして校長にご報告しておきます」
その言葉を言い残しては、私達はしきりに不満げな顔を浮かべて、急いで廊下に出て、二つ上の階に上がるまで何も話さなかった。
何はともあれ、私としてはトロールのあの悪臭から逃れたことはこの上なく嬉しいことであった。
ロ「3人で15点って少ないよな」
『いいや違う、３人で10点だよ……ハーマイオニーの5点を引けばね』
ぶつくさというロンの言葉に私はいつもの飄々とした響きを持った言葉を放つ。
「ああやって、彼女が僕たちを助けてくれたのは確かに有り難かったよ」と言ったロンもそれは認めた。
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蒼衣(プロフ) - うあ・・・「油性ペンはアルコールで落ちるよ」って教えてあげたい・・・！！！とても読みやすいです！！ (2022年9月27日 13時) (
レス) @page15 id: 07bd606f9d (このIDを非表示/違反報告)
白眉(プロフ) - 夜さん» うわ！！ありがとうございます！めっちゃ頑張ります！ (2022年2月27日 9時) (レス) id: 1c6ab8c3e1 (このIDを非表示/違反報告)
夜 - すごい面白いです。一気読みしました！キャラ設定がぶれてなくて読みやすいです。応援してます‼️すごい好きです♡ (2022年2月18日 16時) (レス) id: bd1153db02 (このIDを非表示/違反報告)
白眉(プロフ) - ノッブ@ウマ娘のトレーナーさん» う、嬉しすぎて……ちょっと今、感極まってます！ありがとうございます！頑張ります！ (2022年2月15日 8時) (レス) @page1 id: 1c6ab8c3e1 (このIDを非表示/違反報告)
ノッブ@ウマ娘のトレーナー(プロフ) - とても読みやすい文体で、夢主に好感持ちました(*´-`)更新、頑張って下さい💪 (2022年2月15日 8時) (レス) @page43 id: 661d0e9254 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白眉 | 作成日時：2022年2月9日 21時
