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ス「結構だ。悪戯はするな、席へ帰れ」
早口に言い放つ教授。私は『グッ…』と呻きながらも負けずに教授の前で仁王立ちをする。
教授は腕を組み、私の方を堂々と見上げている。見上げているくせに態度は大きいし、偉そうな感じが否めない。
『い、悪戯を────』
ス「帰れ」
私に話す間も与えずに教授は極めて普通の顔で細められた目で私を追い返そうと剣呑としている。
『じゃあ、お菓子を……』
ス「そんなものを持ってない、帰れ。今すぐ帰れ、できることならそのままホグワーツを出ていけ」
『酷い！教師が生徒に言う言葉じゃないぞ！』と私は机に両手をついて、しっかりと教授を見返す。
ス「貴様は我輩を苛つかせることを生業としているのかね、今すぐ退校処分にしてやるぞ」
『そ、それは悪戯ですか？！』と私は歓喜に満ちた声でいえば、大広間にいた生徒達が大きな笑い声を上げた。
僅かに教授の動きが止まって、酷く怖い顔をするが私は怯まないむしろ私にとって、これ以上にない見返りだ。
『チッチッチッ、そんな悪戯にブラック様は怯みませんよ、教授』
私はケラケラと笑いながらローブの中をガサゴソとしてそのものを机に力強く置く。
私の後ろではこれ以上にない視線が突き刺さっていた。
『ほら！どうです？このお菓子でそんな悪戯はできないはず──』
私が言い終わる前に机の上に置かれたお菓子を教授は杖で一振してそのお菓子を消失させる。
「ふん」と鼻でせせら笑う声が私の前から聞こえた。
『あ、あ''あ！！私がわらしべ長者で手に入れたお菓子が！』
ス「我輩の悪戯を甘んじて受け入れろ」
『この陰険教師め！』と顔を険しくして言い返す。
教授はそれに臆することなく、勝利の光を目に宿して何度も輝かせている。
私はどうにかしてこの目の前の陰険教師からその勝利の光を消したってやりたいと考えていた。そうして私はその方法を閃いたと同時にニヤニヤと狡猾そうな笑みを浮かべた。
ス「何がおかしい」
『いやぁー』と楽しげな声に教授は疑念の目を向ける。
『そういえばさっき、パンジーに''あのこと''を聞かれて───』
教授はすぐさま立ち上がり、私の両肩をがっちりと固定した。
ス「……聞くまでもないが、分かっているな？」
『勿論！否定も肯定もしていません』
ニヤニヤと笑う私に教授はこれ以上にない嫌悪を全面に押し出している。
『教授の陰険教師ライフも私のおかげでおさばらですよ。今日から''変態''教師だ』
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蒼衣(プロフ) - うあ・・・「油性ペンはアルコールで落ちるよ」って教えてあげたい・・・！！！とても読みやすいです！！ (2022年9月27日 13時) (
レス) @page15 id: 07bd606f9d (このIDを非表示/違反報告)
白眉(プロフ) - 夜さん» うわ！！ありがとうございます！めっちゃ頑張ります！ (2022年2月27日 9時) (レス) id: 1c6ab8c3e1 (このIDを非表示/違反報告)
夜 - すごい面白いです。一気読みしました！キャラ設定がぶれてなくて読みやすいです。応援してます‼️すごい好きです♡ (2022年2月18日 16時) (レス) id: bd1153db02 (このIDを非表示/違反報告)
白眉(プロフ) - ノッブ@ウマ娘のトレーナーさん» う、嬉しすぎて……ちょっと今、感極まってます！ありがとうございます！頑張ります！ (2022年2月15日 8時) (レス) @page1 id: 1c6ab8c3e1 (このIDを非表示/違反報告)
ノッブ@ウマ娘のトレーナー(プロフ) - とても読みやすい文体で、夢主に好感持ちました(*´-`)更新、頑張って下さい💪 (2022年2月15日 8時) (レス) @page43 id: 661d0e9254 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白眉 | 作成日時：2022年2月9日 21時
