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『ドラコと仲良くしたいんだ。けど、嫌われてるみたい』
私も靴と靴下を脱いで、湖に足をつけてひんやりと冷たい湖にこころを奪われる。
パ「知ってるわ、ドラコ。スリザリン生以外嫌いだもの」
ケラケラと笑いだして、私の方に水をピチャリとかけ、私も負けない程度に水を掛け合う。
『そこで！ ドラコの外堀を埋めるべく、協力してよパンジー』
なぜ、そこまでしてドラコ・マルフォイに拘るのか。聞きたいのかもしれない。
それは勿論のこと、彼が可愛────いや、失敬。
ただ単に私は最終的に訪れる彼の苦悩から救ってあげたいというお節介極まりない思いからである。
彼を助けたい。ただそれだけの感情で。
パ「協力って……あなたが積極的に話しかけるしかないでしょ？私がやるべきことはなんもないわ」
『えぇ……』とあからさまに肩を竦めると、彼女は意気揚々と上品に笑った。
パ「でも、そうね……いいわ、やれることはやってあげる」
〇
ハロウィンのホグワーツはそれはそれは豪華なもので私は、一通りのことを話し終えたパンジーとともに大広間に入った。
『すっご！』と、目を輝かせて感嘆の言葉を洩らす。
誰もがグリフィンドール生とスリザリン生が仲良くしている姿を見て、目を丸くする。
パ「ハロウィンパーティーは初めて？」
『うん……そう、初めて。こんなに凄いんだね』
私は周りを見ながらパンジーに笑いかければ、彼女も少し目を見開いて、子供っぽく笑った。
『ハロウィンって仮装するもんじゃないの？』
パ「しないわよ、私達自身が魔法使いだし、仮装してるみたいなもんでしょ」
パンジーは少し立ち止まって、私の方をにやりと見つめて、職員席の方を見てはまた私を見た。
「いいの？行かなくて」とパンジーは何やら企み事をしているようで私の顔をのぞき込む。
『な、なに？行かなくてって？』
パ「今日はハロウィンよ」
『うん、それは知ってるよ──幾ら私が阿呆だからって……』
「違うわよ」とパンジーは私の脇腹を肘でつついて、私の耳にコソコソと小さく低く落とした声で助言を与えてくれる。
パ「ハロウィンってことは、何があるの？」
『ハ、ハロウィンってことは………』
悪戯だ!!!!
私は大広間に響き渡るような大声を出して、職員席の方へ足早に駆け出した。
後ろにいるパンジーに礼をしながら、教授の元へと向かう。
『教授!このブラック様が悪戯をしに来ました!』
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蒼衣(プロフ) - うあ・・・「油性ペンはアルコールで落ちるよ」って教えてあげたい・・・！！！とても読みやすいです！！ (2022年9月27日 13時) (
レス) @page15 id: 07bd606f9d (このIDを非表示/違反報告)
白眉(プロフ) - 夜さん» うわ！！ありがとうございます！めっちゃ頑張ります！ (2022年2月27日 9時) (レス) id: 1c6ab8c3e1 (このIDを非表示/違反報告)
夜 - すごい面白いです。一気読みしました！キャラ設定がぶれてなくて読みやすいです。応援してます‼️すごい好きです♡ (2022年2月18日 16時) (レス) id: bd1153db02 (このIDを非表示/違反報告)
白眉(プロフ) - ノッブ@ウマ娘のトレーナーさん» う、嬉しすぎて……ちょっと今、感極まってます！ありがとうございます！頑張ります！ (2022年2月15日 8時) (レス) @page1 id: 1c6ab8c3e1 (このIDを非表示/違反報告)
ノッブ@ウマ娘のトレーナー(プロフ) - とても読みやすい文体で、夢主に好感持ちました(*´-`)更新、頑張って下さい💪 (2022年2月15日 8時) (レス) @page43 id: 661d0e9254 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白眉 | 作成日時：2022年2月9日 21時
