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としていた教授だが、既のところで回避した私に酷く嫌気がさした彼は、私の両手を片手で床に押さえつけた。
『む、むりむり……思い描いたキャッキャウフフの有意義な青春ライフじゃない！ こんな、こんな！』
何も考えていないかのような教授の顔に余計に心臓をドクドクとさせてしまう。
待て待て待て！本気でやってんの！？
「飲ませづらい」とでも言いたげな不機嫌そうな顔は、横に振り続ける私の顔を空いている方の手でしっかりと固定する。
『ちょ！』と言いつつ、私は必死の抵抗を示した。
ス「……飲め」
拒絶をし続ける私に痺れを切らしたのか、教授は薬を飲み込み、イライラとした吐息が私に降りかかる。そうして力強く顎を握りしめ、顔を離す。
『……うっ！』
私はこの状況よりも顎の痛さの方が勝って、何度も抵抗を示した。
長い間、教授は馬乗りのまま見下した。痛い上に息も吸えない苦しさ。私は床に組み敷かれながら、暴れることしか出来ない。
これは、彼の優しさなのか、それともただ単に意地が悪いだけなのか。
「腹黒さが消えてきたな」と呟く。
あの少量の薬のおかげで双子の悪戯は消えているようだが、もっと口移しで飲まそうとしたアレは、何なのだ。
彼の手の拘束から僅かに隙間ができた私は、両手を解放し、また大袈裟に暴れだした時、微かに私の手がドアを押し開けた。
ガチャりと開く扉。
教授は私に馬乗りのまま、顔を少しばかり上げて、目の前で開く扉を見つめた。
そうして目と鼻の先で立つ足を私達は見上げる。まずズボンが目に入って、徐々に目線をあげていく───
ズボンの次は、内側が赤いローブ、その上は赤と黄色のネクタイ、最後に丸い丸眼鏡から淡い緑の瞳が大きく見開かれている。
ハ「あ、あの…ぼ、僕」
私と教授は互いに唾をゴクリと飲んで、目の前のハリーを見た。
『あ、ハリー、違うから！絶対君が想像していることと違うから！』
ス「待て！変な勘違いはするな！」
私は教授を押し上げて、微かに体を起こして肘をつき、空いている方の手でハリーのローブをしっかりと掴む。
僅かに彼はしゃがんで私の袖をハリーは引っ張って、混乱したような目で私と教授を交互に見ている。
私は、ぐるぐると不安と羞恥心を腹の中で回し続け、必死に目で訴えていた。
ハ「ス、スネイプ先生！Aから離れてくださ……」
『違うよ！ハリー、君が想像していることと違うけど、ある意味違くない！』
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蒼衣(プロフ) - うあ・・・「油性ペンはアルコールで落ちるよ」って教えてあげたい・・・！！！とても読みやすいです！！ (2022年9月27日 13時) (
レス) @page15 id: 07bd606f9d (このIDを非表示/違反報告)
白眉(プロフ) - 夜さん» うわ！！ありがとうございます！めっちゃ頑張ります！ (2022年2月27日 9時) (レス) id: 1c6ab8c3e1 (このIDを非表示/違反報告)
夜 - すごい面白いです。一気読みしました！キャラ設定がぶれてなくて読みやすいです。応援してます‼️すごい好きです♡ (2022年2月18日 16時) (レス) id: bd1153db02 (このIDを非表示/違反報告)
白眉(プロフ) - ノッブ@ウマ娘のトレーナーさん» う、嬉しすぎて……ちょっと今、感極まってます！ありがとうございます！頑張ります！ (2022年2月15日 8時) (レス) @page1 id: 1c6ab8c3e1 (このIDを非表示/違反報告)
ノッブ@ウマ娘のトレーナー(プロフ) - とても読みやすい文体で、夢主に好感持ちました(*´-`)更新、頑張って下さい💪 (2022年2月15日 8時) (レス) @page43 id: 661d0e9254 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白眉 | 作成日時：2022年2月9日 21時
