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フレ「これが予見者の能力か……凄いや。改めて俺は、フレッド。そこにいる奴の双子の兄」
フレッドは顎でロンの方を指し示しながら、自己紹介をした。
『改めてよろしく、フレッド』
朗らかな口調の裏に悪戯っ子みたいな雰囲気を感じ取って私の中には、休息の場が設けられた。
？「じゃあ、俺のこともわかる？」
フレッドの隣で全く似ているようで少し違う彼が私と握手を交わしながら、尋ねてくる。
『勿論、ジョージ･ウィーズリーでしょ』
ジョ「そう、俺、君のこと気に入った────よろしく」
『よろしく』と言葉を交わして、私は急に自分がお腹が空いていることに気がついた。
そうして目の前に置かれている何も乗っていない金の皿を見つめて、涎を垂らしそうになる。
ダ「おめでとう！ 新入生、おめでとう！」
そう繰り返すダンブルドアの言葉は、いつもの調子で嬉しそうであった。そして、歓迎の言葉を述べた後、みんなが大広間に並べられている食事にかぶりつく。
ホグワーツの料理の美味しさをどう伝えればいいのか分からないけれど、もう幸せなほど美味しい。
『人生万歳』
小さく唱えられた私の言葉は、ハリーの耳だけに届いたようで、また珍しそうに私をちらりと見た。
私が食べ物を口に放り込んでいる傍らでハリーは「痛いっ」と声を上げて、額の傷を押えた。
パーシー「どうしたの？」
「な、なんでもない」と言葉を濁したハリーは、明らかに額が急に痛んで、急にその痛みが消えたものなんだろう。
しかれど、私もじくじくとした痛みが痣の上を伝ったのは、言うまでもなかった。
何やら変なことが起こっている。無かったはずの痣もできて、その上、ハリーの額の傷が痛むタイミングで、私の痣も痛む。
これはおかしい。
私は不意にそれを探るかのようにしてクィレル先生の方を見た。
ターバンをした胡散臭いクィレル先生。
その傍らで教授がじっと私たちの方を見ている。そして偶然にも私と教授の視線が合うと、私は右手で小さく手を振った。
ぬらぬらと嫌悪感を露わにする顔を見つめていると、ハリーもパーシーもそこにいた一行が目を真ん丸くする。
私の態度が気に入らなかったのか、剣呑とした顔は結果的にスネイプ教授の方から視線をずらした。
パ「君、スネイプ先生のことを知っているのかい？」
『知っているというより──ああ、うん、ちょっとだけ』
何も言わない方が得策だと判断した私は、言葉を濁すことにした。
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白眉(プロフ) - いさん» そう言ってもらえると嬉しいです！ 最新話で待ってます！ (2022年5月11日 19時) (
レス) id: 1c6ab8c3e1 (このIDを非表示/違反報告)
い - コメ失礼します…作者さん文才ありすぎでは…？？？？凄くなんかあの、とにかく文の構成とか語彙の使い方がすごく好きです！！頑張ってください応援してます！！続き読んできます！！！ (2022年5月9日 14時) (レス) @page5 id: 195510f68a (このIDを非表示/違反報告)
白眉(プロフ) - ベルモットさん» ありがとうございます！挫折しないように心を強く持って制作に試みたいと思います！ (2022年3月2日 9時) (レス) id: 1c6ab8c3e1 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 初コメです。おにきり食べたいさんから、紹介されてお邪魔しに来ました。私も個人的にハリポタの夢小説を投稿している身なので、ハリポタのシリーズは長くて途中で、挫折してしまうこともあると、思います。余計なお世話かもしれませんが、陰ながら応援しています。 (2022年2月28日 14時) (レス) id: df12d0aab7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：T | 作成日時：2022年2月4日 23時
