ジミンさんは狼でした。

episode 21 ページ21

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寮に帰ってすぐにマネージャーさんに電話を入れる。



きっとユウタは今仕事中だから、



マネージャーさんも電話にでれるか不安だったけど



«Aどうした？»


ほぼワンコールで出てくれた。



『今日、病院いったらお医者さんがもう完治してるって言われました』


«おお、それはよかった»


『明日からまた仕事できますっ』


«あ、ああ…そうか»


«とりあえず、明日はまだ仕事はやらなくていい»



『…え？』



«明日はユウタだけでテレビの出演が決まってるから、明日はもう1日だけ休んでくれ»



『それって。』



ーー私はもういらないってこと？



«心配するな、明後日からまた仕事入ってるから。

朝はユウタが寮まで迎えにいくらしい。»



『は、はい。』



«じゃあ、俺は仕事戻るわ

Aもしっかり休めよ»



ツー、ツー、…



無機質な機械音が耳を流れる。






ファンが自分のことを待ってくれてることは


さっきグクさんが見せてくれたから


信じている。





でも、私が失った約1ヶ月という時間は


あまりにも長すぎて、


ユウタはその間にも活動をしていたから


必然的に差は開いているんだと。


実感した。




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