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luz「あれ、坂田バレちゃったの?」
坂田「うんwごめん!」
リビングには、luzくんがご飯待機してた。
「すぐ用意するから待っててね」
坂田「あっ俺も手伝う!」
「ほんと?ありがとう」
手早くお皿を用意してスープをよそってくれる。
坂田「Mikuちゃんやっぱ料理上手いね〜!」
「そうかな?」
テンションが上がっているのか、近くにいるだけで熱気が伝わる。
まふ「坂田ここんとこ、まともにご飯食べてなかったんだよね」
「そうなんだ…ならたくさん食べてね」
坂田「お言葉に甘えて!そうさせてもらいます」
今までと違った明るい雰囲気になって、
これから楽しくなるような気がしてきた。
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ご飯も終わり、各自お風呂に入って時間は9時過ぎ。
坂田くんは今日だけ、天月くんの部屋に寝るそうだ。(本人許可済み)
まふくん曰く寝相が酷いらしいので隣に寝るのも嫌気が差すらしい。
「時間…少し遅れちゃったかな?」
私は現在luzくんの部屋の前に立っている。
数学と古文の教科書、自習ノートとペンケースを抱えて。
「ま、平気だよね」
ドアを開けてみるとluzくんはケータイをいじっていた。
luz「あ、きたきた」
「遅れてごめんね!じゃあ、よろしくお願いします」
luz「んーん大丈夫、こちらこそよろしくお願いします。頑張ろーね」
luz「そこに座ってて?」
指定された所に腰かけて、ざっとluzくんの部屋を見渡してみる。
おしゃれ……
こうしてじっくり見ることもあまりなくて、
つい気をとられてしまう。
タンスの上にあるぬいぐるみですら雰囲気の良さが滲みでるほど。
luz「えっとー…数学と、古文?」
ワークらしきものを出してから、私の近くに寄る。
「うん、大丈夫かな?」
luz「平気平気、俺も苦手だけど。とりあえず分かんないとこは?」
「えっと、この問1〜問4までと…」
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luz「これで全部おわったかな?」
「そうだね!ありがとう!」
一時間が過ぎた頃。数学も古文も完璧になった。
これで赤点は確実に回避できる。
luz「今日完璧になったから、テスト当日までこの状態を保たなくっちゃね。」
「はい…頑張ります…」
ふーっと息をつくと、部屋の隅に無造作に積み重ねられたものに目がつく。
『恋愛に遠慮しがちな貴方に送るパーフェクト本』…?
あからさまな表紙に若干引いた。
「ねぇ、あれって…」
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氷雨*夜更け_時雨 - 受験頑張ってください!!!あとお体にも気を付けて...。 私もひきフェス当たらなかったので行かないです() 更新頑張ってください!応援してます! (2017年5月7日 5時) (レス) id: 60df997ed4 (このIDを非表示/違反報告)
涼月 結羽(プロフ) - るりさん» コメありがとうございます!本当ですか〜!会ってたかもしれませんね!笑 更新頑張りますよ(`・∀・´) (2017年4月1日 12時) (レス) id: 8d90c46065 (このIDを非表示/違反報告)
るり(プロフ) - 更新楽しみにしてます!頑張ってください!!私もXYZ東京初参戦でした!← (2017年3月28日 22時) (レス) id: fbbf934865 (このIDを非表示/違反報告)
涼月 結羽(プロフ) - くるみさん» コメントありがとうございます~!更新頑張りますよ~~!楽しみに待っててもらえるなんて光栄です…笑 (2017年3月28日 20時) (レス) id: 8d90c46065 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ - 更新頑張ってください!楽しみにしてます。('∀') (2017年3月24日 17時) (レス) id: c841c9b227 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涼月 結羽 | 作成日時:2017年1月10日 18時