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それにしても、高校生がパソコンに難しい顔して向かってるなんて恥ずかしい。
こう、もうキラキラしたパリピ人生を夢見てた。笑
「ここの服どうにかなんないかなぁ…」
このラノベの作家さん。ロリ系が好きらしくて。
フリルとかパニエとかふわふわが多くて毎回大変なんだよねー…
スカートの端まで描き終えた後、大きな溜め息が漏れる。
?「そんなに重い溜め息ついても、進まないよ?」
!?
後ろから高い声が聞こえた。
すごくびっくりしたけど…誰だかはすぐ分かる。
「もう!まふくん勝手に入らないで!」
まふ「まあそうカッカと怒んないでよ」
後頭部をポリポリと掻きながら、私の隣に近寄る。
まふ「今はラノベ表紙のお仕事してんだね〜」
「ちょっとー、見ないでくれますー?」
私の絵をまじまじと見つめるまふくん。
雑さがバレる、そんなに見ないでくれ…
まふ「Aちゃんの絵はすごく好きだけど、
この作家さんのってちょっとヤバくないかな?」
「やばいって何がよ…」
まふ「んー、言動とか?」
まふ「前僕も少し話したことあったんだけど、結構小学生とか中学生の女の子見てるらしいから。あ、いやらしい目でね?」
「え。」
手が一瞬止まる。
まふ「一応言っておくけど、Aちゃんもなにか変なこととかされたり言われたらすぐ言うんだよ?」
まふくんって本当に優しいな。
力はなさそうだけど(握力は7)安心感あってすごい。
「あ、まあ私そんな風に見られる対象外だし?へーきだよ。ありがと。」
まふくんの目を見てお礼を言うけとはできなかったけど。
まふ「…うん!頑張ることはいいだもんね。Aちゃんも仕事は頑張ること!」
にかっと笑って私の背中をトンと叩いた。
まふ「それに僕の動画にもAちゃんの絵使いたいしね〜!」
「ちょっ!仕事増やすな、悪魔め! 」
笑顔で労働を押し付けるなんてすごい人間だ、まふまふさんよ…
まふ「それよりお腹減ったー。ご飯にしよ?」
「はいはい分かりましたよー。」
息子のように親しみながら、まふくんと私は二人で部屋を出た。
「あ、天月くんとluzくん呼んできてね」
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未来 - 未来って名前にしたらペンネームMikuでローマ字機能入ってるのかなとか思ったら他の名前にしてもMikuのままでこれは偶然だったのかw (2017年2月11日 21時) (レス) id: d012ae4553 (このIDを非表示/違反報告)
水芽葵(プロフ) - 涼月さんもあのキャス見てましたか…!本当に良かったですよね…しかも春アニメの主題歌W担当ってもうニコ動だけのそらまふじゃないんだなって痛感しましたw受験も更新も両立って大変ですな…私は一読者に過ぎないのであまり言えませんが頑張って下さい!応援してます! (2017年1月7日 7時) (レス) id: 144bb1e4d4 (このIDを非表示/違反報告)
まをにゃん(プロフ) - イラストすごい上手いですね!小説も文才( *゚Д゚)*゚д゚)*゚Д゚)オォォ...。欲しいです( ´・ω・`) (2017年1月6日 22時) (レス) id: 2185e68ea9 (このIDを非表示/違反報告)
性別 - 握力は7! (2017年1月5日 15時) (レス) id: 6a12c0dff7 (このIDを非表示/違反報告)
UduUru - 失礼します、luzくんがIuzになってるところがあります。更新頑張って下さい!応援しています。 (2017年1月5日 14時) (レス) id: 331da97e3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涼月 結羽 | 作成日時:2016年12月20日 17時