【刀剣乱舞】私の中学校生活残り一年、無事に過ごせる気がしないんですけど (ページ4)

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No.2 ページ4

「主〜、何してるの？」

午前の授業が終わり、午後は入学式の片付け

体育館の隅でちょこんと座りながら声をかけてくる

式の事さえ知らなかった清光は、何で私が椅子をずっと片付けているのか、が疑問らしい

『んー？これ？入学式の片付け』

「……入学式？」

『そう、新しい人達が入って来たから、年に１回するの』

「へー……」

しばらくジーッと見つめてくる

そしてスクっといきなり立ち上がったと思ったら、私の傍へと来た

『清光？どうした？』

「それ、俺も持つよ」

私が手にしていた椅子四つを、清光は三つ持つ

『え、いいよ、私部活の試合の準備とかでもやってるし、平気だよ、それに、清光重いでしょ？ほら、私は大丈夫だから貸しな』

ほらほら、と手を伸ばすが清光はそれを無視して先にスタスタと歩く

「何言ってんの主、主は女子なんだから重いもの持たせる訳にはいかないでしょ、それに、こういうのは男の役目、だから主は俺のこと、頼ってくれていいんだよ？」

ニコッと笑うとまた歩き出す

『………』

私は少し戸惑う

え、理由？

何かいつもより清光がイケメンだったから

私は直ぐに清光の隣に走っていく

『清光、ありがとう』

「んーん、どういたしまして」