【刀剣乱舞】私の中学校生活残り一年、無事に過ごせる気がしないんですけど (ページ16)

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No.14 ページ16

「えー、運動会も来月にあります、だからリレーね、てことで準備体操、まずは校庭三周〜」

『「……はーい」』

男子は男子、女子は女子とそれぞれ反対側にいるので、走る時、ちょうど反対側からスタートをする

『………………』

私は黙々と走る

なんでか？考え事だよ

刀剣男士はそれぞれ各配置についている

校舎側には長谷部

体育館側には亀甲

校舎と体育館を繋ぐ道側には膝丸

そして壁となる、膝丸とは反対側にいるのが髭切

で、“ヤツら”がいるのは……膝丸側か……

『……膝丸ｯ!』

私は膝丸の側を走り通る時、彼の名を呼ぶ

「主、何事だ」

膝丸は私の側を走って問いかける

『……分かるよね、いるの』

「やはりか……、どうする？」

『………出来れば何もなかった様に終わらせたいけど……うーん…………あ、…増えた……』

「増えただと……？どうするんだ」

『……………髭切！亀甲！長谷部！』

それぞれの名を呼ぶと彼達も膝丸の隣を走る

「主、お呼びでしょうか？」

「ふふっ、鬼退治の時間だね」

「相手はどんなプレイがお好きかなぁ……」

『……、池田屋にもいた様な槍がいる、打刀はともかく、太刀は気をつけて、……助けが必要だと思ったら呼んで、あと二振りなら呼べるから、行け』

「「「「はっ！」」」」

彼らは方向を変えると、ﾊﾞｯと勢いよく走り出した

敵は……いたいた……

道からは何処からか現れたのか分からないが、敵がいた

「はぁぁぁぁぁ！！」

「鬼だろうが刀だろうが、斬っちゃうよ！！」