No.11 ページ13
『さてと……ふぅ〜……』
私は湯船に浸かる
気持ちいい……はぁ〜……
本丸には中風呂と露天があるからいい
そう！いい！！最っ高！！興奮するよね！最初私見た時興奮したよ！
あっ、亀甲じゃないから安心してね
隣は刀剣男士達のお風呂
私は1人だけなので男士達の風呂よりはこぢんまりしてるが、1人用だと考えると広い方だと思う
入るタイミングが基本同じなので隣からはワイワイと楽しそうな声が聞こえる
『楽しそう……いいなぁ、私も誰かと喋りたい…』
「おっ、そうか、なら俺と喋るか？退屈しないぜ」
『…やあ！』
壁から鶴丸が覗いてニヤニヤ笑ってるので
私は後ろにあった桶を掛け声と共に鶴丸に向かってぶん投げた
「い”で！！」
そのまま鶴丸は向こうへと落ちて鈍い音が聞こえた
「きゃーっ！鶴丸さんが落ちた！！」
乱の甲高い声が聞こえる
「鶴さん！？何してたの！？」
「……無様な…」
「敵襲！？」
いきなりのことに混乱している男士
「もー、全然分かってないなぁ、鶴丸、主の事を覗いてたから桶を投げられてそのまま転落したってわけ、ね！主！」
私に聞こえるように声を張り上げる清光
『そう！清光正解！！』
「へへっ、やっぱりね」
「なんだ、鶴丸の自業自得というわけだな」
三日月の穏やかな声がする
「鶴丸貴様！！主になんと無礼な事を！！」
長谷部の怒り声
ヤバい、アレはガチおこの時だ
「ちょっ、俺はちょっとした悪戯心で……ｯ!」
「ええい！言い訳無用！！男ならしっかりと落とし前つけてこい！」
薬研も「自業自得」と言う感じで鶴丸にピシャリと言う
「鶴丸、罰としてこれから一週間、風呂掃除だ！」
長谷部の怒鳴り声は私がお風呂から出た後でも続いていた
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作者名：ルカ | 作成日時：2018年4月3日 23時
