続き ページ26
Aは絶望した。眠気と疲労が襲いかかりここにおはぎがあれば目の前にいるど派手くんの顔面におはぎをなげていたところであった。
奥さんだけでも手強いというのに一体何の用だろうか。そして何でこの時間に来るという発想になるのか。
Aは欠伸をしながら死んだ目でそう思った。
「実は任務先で鬼から守ったのが温泉旅館でよォ、そこの女将さんから五人分の旅行券もらったんだが派手に俺らと行かねぇか?」
『行きません』
言うと、Aは再び、今度は勢いよく扉を閉めようとした。が、またもやゴリラの腕に扉を掴まれ開けられる。
扉には、可哀想に、ピシピシと音をたてひびが入った。迷惑を越えてもうこれは犯罪では。(正論)
「つー訳で、旅行券置いとくから明日の朝九時半集合な。集合場所はその紙に書いといた。んじゃあな、邪魔して悪かったわ」
ど派手くんに耳はあるのかと真剣にAは考え、そして眠気もピークに達していたからか、耳はあるが耳の神経がぶっ壊れてるのでは?という結論に至った。
Aはそう考えると、玄関でぶっ倒れるようにして眠った。
***
「行ってみたらいいわぁ!絶対楽しいわよぉ、温泉」
翌朝。お隣さんに相談してみた所、案の定お隣さんは賛成派だった、知ってる。
お隣さんは良い人である。それはもう仏以上に。
だから例え真夜中に傍迷惑な温泉招待を受けてもお隣さんだったら快く受け入れるのを知ってる。
そしてお隣さんは良い人で大切な友だちだけれども相談する相手を間違えた。
『じゃあ、行ってくるよ。お隣さん
何かあれば直ぐに連絡くださいね』
「行ってらっしゃい、Aちゃん!」
結局、一度誘われたら特段理由がなければ礼儀正しいAは誘いを断らない。
ため息混じりにお隣さんにそう言い、軽く手を振って別れる。
私のいない間にお隣さんが鬼に襲われないよう、念の為街にある藤の花が有名の旅館に泊めた。
お金は私が出すと告げるとお隣さんは焦ったように、悪いわぁ、と言うが私が勝手にしたことであり三泊四日という地味に長い期間お隣さんが鬼に襲われないか不安であった。
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ひいらぎ・いろ - 小冬さん» ありがとうございます、いつも小説を書く度に面白いか凄い不安になって、、そう言ってもらえて凄く凄く励まされます!これからも頑張ります! (2021年5月2日 7時) (レス) id: 3d1bfbcbe7 (このIDを非表示/違反報告)
小冬 - とっっても、面白かったです!!もう、夢主の反応とかがめっちゃ面白くていつも思い出して笑っています!!これからも頑張って下さい!! (2021年5月1日 23時) (レス) id: b394ae1541 (このIDを非表示/違反報告)
ひいらぎ・いろ - S_t0606さん» コメントがきたことにはしゃぐ人間はこの世にはいます。(ありがとうございます!)なるほど、、確かに夢主よく宇髄さんといますから、、もしかしたら、、? (2020年11月29日 20時) (レス) id: 79b860e9e4 (このIDを非表示/違反報告)
S_t0606(プロフ) - 宇髄さん宇髄さん宇髄天元様で落ちお願いします (2020年11月29日 17時) (レス) id: 3664f0360e (このIDを非表示/違反報告)
ひいらぎ・いろ - 氷華さん» まさか続編にいけるとは、、(←亀更新人間)こちらこそ、よろしくお願いします! (2020年11月14日 21時) (レス) id: 79b860e9e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひいらぎ・いろ x他1人 | 作成日時:2020年11月13日 0時