何でもない1日 ページ7
side A
お店の片付けを済ませ、二階の自宅に戻った。
ドンヘはリビングのソファーに寝転んで台本を真剣に暗記中だった。
A「先、寝室行ってもいいよ？」
DH「Aと行く。ベッド入ったらすぐ寝ちゃうそうだし、これ覚えなきゃだし。」
台本をヒラヒラと私に見せながら言った。
A「じゃあ急いで入ってくるね」
すごく急いでシャワーを浴びた。
ドンヘには早くベッドでゆっくり疲れを取ってもらわないと。
どこまでも優しいドンヘは、絶対に私を待っていてくれるから。
シャワーから出ると、目を擦りながらも真剣に台本とにらめっこしている。
暖かいゆず茶を淹れドンヘに渡せば、台本を閉じてゆっくりとそれを飲んだ。
DH「寝る準備できた？」
A「うん、お待たせ。寝よっか」
DH「うん。ふぁ〜…」
立ち上がり、手を繋いで寝室に向かった。
ベットに入り、向かい合ってキスをする。
一緒に寝る時のお決まり。
これ以上をするわけじゃない。
だけど、この優しいキスで胸が暖かくなる。
少しして、規則正しい寝息が聞こえてきた。
相当疲れてたから、いつも以上に早く寝入ったみたい。
−−−−−−−−−−−−−−−
side DH
スマホのアラームが鳴った。
気だるい体を無理矢理起こし、隣でまだ寝ているAを起こさないように、そっと寝顔を見つめた。
起きたら隣にAがいる、それだけで気持ちも上がる。
Aの温もりがある暖かいベッドの中を名残惜しみながら、そっとリビングに向かった。
リビングのテーブルの上には、いつの間に作ったのか、朝食用の小さなサンドイッチが置かれていた。
さすがに寝起きすぐで食欲はなく、マネヒョンからの電話が鳴り、歯磨きだけ済ませそのサンドイッチと荷物を持って家を出た。
Aも疲れてるのに、きっと俺が寝てからわざわざサンドイッチを作ってくれたんだろう。
マネ「おはよう。悪かったな、スケジュール。」
DH「おはよ、いいよ。マネヒョンのせいじゃないよ。マネヒョンこそ、お疲れ様」
マネ「ハハっ、担当アーティストからそんな事言われたら泣けるな」
DH「いや、本当だよ」
マネ「………それはいいものが聞けたな」
DH「現場着いたらまた起こして」
車に揺られ、静かに意識を手放した。
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shino(プロフ) - 玲奈さん» コメントありがとうございます。初コメントです！嬉しいお言葉に私が泣きそうです〜！完結致しましたので、お楽しみ下さい。ありがとうございました(^-^) (2017年3月15日 12時) (
レス) id: 613dbb3495 (このIDを非表示/違反報告)
玲奈(プロフ) - 泣いてしまう場面もあってついつい、夜更かしするくらい読みました！これからも読まさせて貰います！ (2017年3月15日 10時) (レス) id: e66615de2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shino | 作成日時：2017年3月2日 10時
