HARU side you ページ31
4本のバラの意味。
“死ぬまで愛の気持ちは変わらない”
大好きな人に、こんな言葉を貰えて喜ばない女性はいないよね？
こんなに贅沢な言葉を貰えて、もう胸がいっぱいだった。
4本のバラを手に取り、ゆっくりとドアを開けた。
その広い部屋の真ん中に続くキャンドルと花びらの道の先には、ハートが描かれていていた。
そのハートの中まで進むと、パッと真ん中にスポットライトが当たった。
そこにはドンヘが跪き、バラの花束を持っていた。
DH「A…驚かしてごめんね？…えーっと…聞いてくれる？」
A「……っ！」
言葉がでず、首を縦に振ることしかできない。
すると、ぱっと部屋が明るくなり、そこにはお父さん、親友のソユ、ガユンちゃん、イル君。
そして、SJのメンバーがみんないて、
テレビでも見てるみたいにカッコよくて、
素敵なみんなが笑顔で私を見ていた。
演奏が流れ始め、それを聞いた瞬間に更に涙する私。
ーーーーーHARU〜過去〜ーーーーーー
それは、ある日何でもない日にドンヘと一緒に聞いた曲。
A「何〜？」
DH「いいから聞いて？」
ニコニコしながら、突然イヤホンを耳に付けられて聞かされた曲。
ピアノの伴奏から始まったその曲はとてもとても甘く幸せな曲。
ドンヘの甘い歌声に合わせて始まった。
聴き終えた後は、何だかほんわり心が甘くピンクになっていた。
DH「どぉ？」
A「どおって…甘甘〜！」
DH「アハハっ！確かにね〜」
A「…ってかこれ、最近じゃないでしょ〜？誰に宛てた歌詞なのー？」
DH「え？誰って…誰にでもないよ⁉」
A「こんなあまーい歌詞、誰にでもなく書けるわけないじゃん！パボ！」
DH「本当だって！敢えて言えば、ペンに向けてだってば〜」
A「チンチャ？」
DH「ホントホント！」
A「ふ〜ん…」
DH「やっと、これを歌いたい相手に出会えたの！」
A「チンチャ〜？？」
DH「ホントだーーってば！信じてよ〜！」
A「アハハっ、信じる！」
ーーーーーーーーー現在ーーーーーーーー
前に聞いた時と同じ、ピアノの伴奏から始まったその曲は、今日もドンヘの甘い歌声に乗って私の耳を、心を、全身を熱く、甘く、ドキドキさせた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 67人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
shino(プロフ) - 玲奈さん» コメントありがとうございます。初コメントです！嬉しいお言葉に私が泣きそうです〜！完結致しましたので、お楽しみ下さい。ありがとうございました(^-^) (2017年3月15日 12時) (
レス) id: 613dbb3495 (このIDを非表示/違反報告)
玲奈(プロフ) - 泣いてしまう場面もあってついつい、夜更かしするくらい読みました！これからも読まさせて貰います！ (2017年3月15日 10時) (レス) id: e66615de2a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：shino | 作成日時：2017年3月2日 10時
