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HARU side you ページ30

珍しくお休みが重なった。
だから、ルンルン気分で朝からお出かけの支度。



ドンヘは昨日夜遅くまでレッスンで、珍しく宿舎に帰ったみたい。




サセンペンの事があってから、ほとんど私の家に帰ってきていたから、起きてドンヘが横にいないのが変な感じだった。





ピコン


スマホがメッセージを受信した。


DH“急遽、事務所で打ち合わせする事になったんだ。そんなに時間かからないから、事務所で待ち合わせにしよう?ごめんね”




休日の待ち合わせで事務所に呼ぶのは初めてだったから、大丈夫なのかな?って思ったけど…
事務所には何度か行った事もあるし、あまり深く考えずを返事をした。


A“分かったよ。あと30分したら向かうね!”




そうしてドンヘの事務所に向かった。



首にはドンヘのくれたリングネックレスが今日もキラキラと輝いていた。






事務所に着きドンヘに連絡をすると、マネージャーさんが出てきてくれた。


A「おはようございます。出てきてもらっちゃってすいません」




マネ「いいんだよ。えーっと!」



A「???」


マネージャーさんは心なしか少しソワソワと落ち着きのない様子。
何かあったのかな?




マネ「あっ、えー…えっと、そこのエレベーターで5階まで行ってもらえるかな?」



A「このエレベーターですか?はい。わかりました。ありがとうございました」




お礼をしてエレベーターに乗り、5階まで行った。


エレベーターの中で、マネージャーさんのソワソワ加減に少しクスクス笑っていた。






エレベーターが5階に着いて、扉が開いた。


5階と言われた割には、真っ暗な廊下。
人気のないフロア。



え?間違えた?


でもエレベーターの階は5を指しているし間違ってはいない。




とにかくエレベーターから降りた。






と、そこに広がった光景に私は声が出なかった。







廊下にはキャンドルで道しるべしてあり、とても幻想的な雰囲気。

まるでこっちにおいでと言われているような感覚だった。



そのキャンドルの道を進めば、バラの花びらが敷き詰められていて、キャンドルの灯りと真っ赤なバラの綺麗な世界。バラの香りが鼻を通り、更にドキドキが加速した。







1つのドアの前に着き、そこに4本のバラの花束が掛けられていた。





私はそれを見て、涙が止まらなかった。






だって、これは2人で見た映画のプロポーズと同じなんだもん。

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shino(プロフ) - 玲奈さん» コメントありがとうございます。初コメントです!嬉しいお言葉に私が泣きそうです〜!完結致しましたので、お楽しみ下さい。ありがとうございました(^-^) (2017年3月15日 12時) (レス) id: 613dbb3495 (このIDを非表示/違反報告)
玲奈(プロフ) - 泣いてしまう場面もあってついつい、夜更かしするくらい読みました!これからも読まさせて貰います! (2017年3月15日 10時) (レス) id: e66615de2a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:shino | 作成日時:2017年3月2日 10時

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