未来予想図 side you ページ13
父「なんだ？」
A「あのさ…このお店をもう少し広くしようと思ったんだけど。庭の一部を潰して、そこに個室を作ろうかなって」
父「あぁ、個室か。まぁ確かに需要はあるよ。しかも夜、お酒を飲むお店なら尚更な。しかもドンへ君のような職業の人がよく来るならむしろやった方がいいかもな？」
少し前から考えていたお店の改築。
個室を作れば、お客さんのニーズにより応えられるし。
そうなんだよね。ドンへ達がきた時は個室があればより安心できる。
資金は少しずつだけど貯まってきている。
まだまだ足りないけどね；；
DH「まぁ、俺たちの事は二の次でいいんですけど、お客さんも最近増えてるし俺もいいかなって思うよ！」
A「じゃあ、やっぱりその方向で色々考えよっかな」
父「お金は大丈夫なのか？資金かなり必要だろう」
A「そこは売り上げでなんとかするよ！」
父「え…大丈夫か？」
A「大丈夫！」
同業者のお父さんの言葉は、かなり頼りになる。仕事では大先輩だから。
その後は、色んな話を楽しくした。
なんかもう、自分の親とドンへがこんなにも仲良くなってくれて、親しげなこの状況が嬉しくてたまらない。
この2人のこの様子を酒のつまみに飲む私。
我ながらヤバイな…って思うけど…
でも、最高に幸せな時間でもある。
DH「お父さん帰るって〜！俺も一緒に帰るね〜！」
父「おーう！帰るぞー！」
A「えっ…ちょっ…まっ…」
と2人で盛り上がっていたかと思えば、2人で仲良く帰ってしまった。
突然酒のつまみが帰ってしまい、取り残された私。
1人になった店内で、私が呆れて笑う声が響いた。
でも心の中はじんわり暖かくて、寂しいよりも嬉しくてホッコリしていた。
いつか分からないけど、何年後かもしれないし、そうならないかもしれない。
でも、
私の横にはドンへがいて
新しい家族も増えていて
その横にはお父さんもいたらいいな
って、そう思わずにはいられなかった。
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shino(プロフ) - 玲奈さん» コメントありがとうございます。初コメントです！嬉しいお言葉に私が泣きそうです〜！完結致しましたので、お楽しみ下さい。ありがとうございました(^-^) (2017年3月15日 12時) (
レス) id: 613dbb3495 (このIDを非表示/違反報告)
玲奈(プロフ) - 泣いてしまう場面もあってついつい、夜更かしするくらい読みました！これからも読まさせて貰います！ (2017年3月15日 10時) (レス) id: e66615de2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shino | 作成日時：2017年3月2日 10時
