ガラスの鏡「リナリアとティキ」 ページ9
sideティキ
リナリア「…。」
ティキ「…。」
今日はいろいろあった。
黒の教団が「少年」の脳と記憶を持つリナリアを襲撃してきた。
大事には至らなかったが…心に深い傷を負ったみたいだ。
リナリア「…どうやら、わたしには、此処(カルデア)しか居場所が無いみたいですね…。」
リナリアが悲痛な笑顔で、力なく言う。
リナリア「…いえ、最初から彼処(黒の教団)には、わたしの居場所が無かったのです。」
ティキ「…。」
リナリア「だって、わたしは…アレン・ウォーカーの偽物だから…。」
ティキ「偽物とか、そんなの関係無いだろう?」
リナリア「だって!わたしは…アレンの脳をリナリアの肉体に移植されただけだもの。…わたしはアレンでもリナリアでもない。造られた…偽物…だから…。」
リナリアが今にも泣き出しそうな震えた声で訴える。
ティキ「…お前は、お前として生きてきた。」
リナリア「ぁ…。」
ティキ「…お前は、他の誰でも無い、カルデアのマスターで…オレの恋人、リナリア・ウォーカー。それだけだ。」
リナリア「…!ティキ…。」
リナリアがオレの頬に手を伸ばしてきた。
リナリア「…ごめんなさい。しばらく一人にして欲しいです。」
リナリアはその場を去った。
ティキ「…。」
2人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
オレンジジュース(プロフ) - リバイアさん» ありがとうございます! (2019年5月11日 17時) (レス) id: ea02e12f92 (このIDを非表示/違反報告)
リバイア - オレンジジュースさん» 見ました!! (2019年5月11日 17時) (レス) id: 84911d4645 (このIDを非表示/違反報告)
オレンジジュース(プロフ) - リバイアさん» ありがとうございます! (2019年5月9日 7時) (レス) id: ea02e12f92 (このIDを非表示/違反報告)
リバイア - オレンジジュースさん» 見ましたよ!! 雨+海ってなかなか斬新でいいですね^^ (2019年5月8日 22時) (レス) id: 84911d4645 (このIDを非表示/違反報告)
オレンジジュース(プロフ) - リバイアさん» ありがとうございます! (2019年5月8日 18時) (レス) id: ea02e12f92 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ