あれ？普通ってなんだっけ？【ＲＥＢＯＲＮ転生】１７

第２話 ページ33

「極限無事か…！？」

『…笹川、了平さん？』

「あぁ！」


瞬間移動で基地へと戻ろうとした俺は、背後からかけられた声に振り向き、驚いた。
…なんか変わった気がしねぇ！！１０年はでかいって感じていたが、なんか短かったんじゃねえかって思っちまうくらいには変化が感じられねぇ！！


『お気付きでしょうが、１０年前の沢田Aとクローム髑髏です。今、基地に戻るところでした。』

「そうか。…！？」

『そちらに転がっているのはただの変態です。』


俺たちの方へと歩み寄ってくる了平さんだったが、不意に視界に入ったらしいキシニアに驚いていた。
まぁ、顔がこの世の人間とは思えないことになってるしな。
(極太眉毛・お日様ほっぺ・鼻水・瞼に目など有名どころというかよく耳にするイタズラの上に、油性ペンで仕上げの罵倒をこれでもかと描きつらね、素肌が露出している部分には厨二病格言的なものをところせましと書いたカオス)


「怪我はないか？」

『致命傷は避けましたが、クロームが意識を失っていますので、先に基地へと戻ります。』


実をいうと、クロームを庇った拍子に攻撃をくらい、左肩と脇腹がやられていたりする。

ふっ、痛みを感じない俺、今だけは感謝してやるぜ★
ここで痛みに倒れでもしたら、色々とやばかったからな。

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