あれ？普通ってなんだっけ？【ＲＥＢＯＲＮ転生】３ (ページ15)

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～第４７章～終ページ15

解毒剤を飲ませてからすぐに目が覚めた京子ちゃんとハル。

対照的に、なかなか目を覚まさないA。

間に合わなかったのか！？

俺達の間に緊張が走る。

でも、その後すぐにAは目を覚ました。

知らないうちに力を込めていたようで、安心したら力が抜ける感覚がした。

「よかった～～～…。」

京子ちゃんとハルは状況がよくわかってないみたいだけど、それをはぐらかしてケーキを食べ始める。

最初は気になってたみたいだけど、食べ始めるとどうでもよくなったらしく、美味しそうに食べ出した。

「あれ？Aは？」

「Aなら、結構前に外にいったぞ。そろそろ戻ってくんじゃねぇか？」

リボーンにそう言われて窓の外を見てみると、丁度門をくぐるところだった。
手には、紙袋を２つ持っている。

…………中身はなんだろう？

少しして部屋にやってきたAが袋から出したのは、ホールケーキだった。しかも２つ。

　

ぇぇぇぇえええ！！！？

「ちょ、どうしてそんなに！？」

『…………。』[笹川さんとハルさんが折角自分のご褒美を買ったというのに、私達が食べる分減ってしまったでしょう？なので、これは私からです。皆で食べましょう。]

「い、いや、そうじゃなくてっていや、それもあるけどさ！！」

『…………。』[安心してください。私が自分でためたお金です。綱吉にお金を請求したりなんかしませんよ。]

ぇぇぇぇえええ！！？

Aの言ってることはまぁそうなんだけどさ、もともとは二人のケーキだったし、でも、

ホールケーキ２個買ってくるくらいのお金、えぇ！？

「Aちゃん、ありがとう！」

「折角ですし、ビアンキさんの作ったケーキも切りましょう！」

なんか、色々と疑問はつきないけど、二人の嬉しそうな顔みたらどうでもよくなっちゃったなぁ。

何故かケーキが増えて始まったパーティー。

終わった後、その疑問を母さんに聞いたら、Aはお小遣いを貰ってないらしい。
それなのに、数日前ネックレスを貰ったと言ってる。

確かに、数日前から母さんはネックレスを着け始めた。

どーなってんだよぉ。

後日、リボーンからAが株をしていることを聞いた。

………Aって何者！？双子だと思えないんだけど！？