シングルファザー YG

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サナ「…これ、メイクボックスと荷物」

「ありがとう、サナオンニ」

サナ「ちょっと私も対応の手伝いに呼ばれてるから事務所に行くけど…さくらは、シウをお願いしていい？社長にも伝えておく」


「分かりました。シウ、しばらく家で預かろうと…」

サナ「その方がいいと思うけど、もし記者が嗅ぎつけたら余計厄介に…なると思うから、、
ちょっと話し合った結果、また連絡する」


…あ、そっか


世間には私は、シウの為に振られた女。
そんな女がシウを世話してたら、また








サナオンニが玄関をでたら

シウが手をぎゅっと握ってきた







「…シウ、おいで…」


強く抱きしめたら



シウ「…アッパ…アッパ…ぁ」






「…もーう、シウは本当に、
変なとこ意地っ張りでアッパそっくりだな…」

シウ「アッパは、アッパじゃないって」

「アッパがそう言った？」

首を必死に横に振る

シウ「アッパは、僕が愛する息子だって
あとは、むずかしかったけど、、絆だって」


「うんうん、そうだよ。
シウだけじゃなくて、世界中には、本当の親じゃない子はたくさんいる。
けど、愛されて、愛して、絆ができれば、……本当の親子になれるんじゃないかな？」


シウ「うっ……、僕、ユンギさんがアッパがいい
僕にとっては、ユンギさんだけが、アッパなんだよっ……」


「ちゃんと本人に言ってあげなきゃ、」

シウ「言っても良いと思う？」

「もちろん、アッパは泣いて喜ぶよ」

シウ「……うん、僕、アッパが戻ってくるの…
良い子に待ってる。会えたら言うんだ！！」


「そうね、じゃあもう、泣かない！男でしょ！」

シウ「はいっっ！！！！」



たくさん頭を撫でてあげれば…
眠たくなったのかウトウトしてるシウ

そっとブランケットをかけてあげる






【着信 ミン ユンギ】


「はい、 」

YG「ちょっとまだ事務所の前、報道陣が多くて、そっちに行けそーもない、シウは？」

「さっき泣き疲れて寝たとこだから心配ないよ」

YG「…泣いたのか、」

「…うん。
誰かさんに似て変なとこ意地っ張りだもんね」

YG「ふっ、俺もお前の胸で泣きたいもんだわ、
あんまりクッション性はねーけど」

「どーせ、ぺちゃってますよ、あほ」

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