シングルファザー YG

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久しぶり過ぎるふたりきりの空間と時間は




…無言。ﾁ───(´-ω-｀)───ﾝ




YG「……寝てんのか？」

「起きてます」

YG「敬語とか、キモい」

「キモっい？！すみませんでしたー」

YG「拗ねんなし」






……スルーしたまま、また無言



だって何か話したら、この大好きな匂いで
泣き出してしまいそうだから

宿舎からうちへは、車でものの10分。
耐えよう…








あ、れ？







「ねぇ、そっち逆方向」





YG「すげー通いなれた道なはずなのに、迷った」




「え？本気でバカなの？」



YG「んー、そうだな」







知ってるよね？そっちに曲がったらさ、
一本道で高速乗るから、まわって帰ってきたら
1時間コースなんですけど？
乗らないで、回避しても30分コース



「疲れてるのに運転させちゃったからかな、
端寄せして？運転代わるから。宿舎送ってく」







YG「…本気でバカはお前だろ。わざとだわ」




「は？」



YG「なんも喋んなくていいから、
帰らなきゃいけないのも帰さなきゃいけないのもわかってる、けど…ちょっとそばにいさせてくれ」






そんな声で言われたら、
ダメって言えないじゃない…バカ



「…心配かけたら困るから、メンバーに連絡しときなよ？運転は？代わる？」


YG「ん、高速降りたら代わる」


「分かったよ、じゃあちょっとドライブだね！」


世間は、メンバーは、周りは、
許してくれるだろうか

それとも、シウオンマの気持ちを考えろって
私を責めるのだろうか…

私たちは、もうこうやって一緒に居ることすら
許されない気がしてる









高速降りて、屋台でちょっと寄り道して、
「じゃ、運転する〜」

YG「…ん。お前んちに行っていいから」

「はいよ」



当たり前に愛し合ってた部屋へは
もう二度と一緒には帰れない…

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