肆 ページ5
!!
「?…ここは…?」
ガバッと飛び起きた私の目に映ったのは、私の体に巻かれた包帯とおさげ姿の女の子。
「起きましたか。まだ傷が塞がったばかりですから、
寝ていてください。」
あぁ、どうやら夢を見ていたようだ。
彼女は部屋を出て行こうとしてしまうので、慌てて呼び止める。
「あっ、あの!ここはどこですか?」
少し馬鹿っぽくなってしまった。
だが彼女は気にも留めず、ハキハキと答えた。
「ここは、蟲柱 “胡蝶しのぶ” 様の蝶屋敷です。あなたが倒れているのを見つけた隊士がここに運んでくれたんですよ。」
「そうだったんですか…」
そうだ…私、あの鬼の頸を斬ったあと、気を失って…。
一体誰が運んでくれたのだろうか…?
「ここに薬を置いておきますので、1日3回飲んでください。」
「あの、私は桑島Aと言います。あなたは?」
「私は神崎アオイです。では、しのぶ様を呼んできますので、失礼します。」
「ありがとう!アオイさん」
アオイさんは出て行った。
先程まで夢を見ていた私だったが、彼女と話してゆくうちに、不思議と現実に引き戻された気がした。
とても現実的な人なんだなぁ、なんて思っていた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーキャラクター
伊黒小芭内
42人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:春風の通り道 | 作成日時:2020年3月24日 21時