【ハイキュー】縁下のいとこちゃん (ページ22)

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20話ページ22

研磨side

アップルパイにつられて2階から1階へ降りる。玄関へ向かうと、何となくアップルパイの匂いがするようなしないような、、。早く食べたいな。

母さんの斜め後ろから顔を出し、よくりんごをくれるおばあちゃんにお礼を言う。今回は作ってきてくれるなんて！美味しいに決まってる。すると、母さんでさっきまで見えなかった人影を新たに発見する。よく見ると自分と同じ年くらいの女の子だ。

研磨「え、誰、、」

思わず声に出た。
瞬間母さんから説明がはいる。

孤爪母「宮下さんの家のお孫さんで、Aちゃんって言うんですって！なんと、研磨と同い年らしいわよ！」

あぁ、嫌な予感。

孤爪母「ちょうど暇なんだし、2人で遊んだら？」

やっぱり。母さんってこういうとこあるんだよね、同じ年くらいの子同士なら仲良くなれると思ってる。子供はそんなに単純じゃないよ、、。
それに今は一刻も早くアップルパイを食べたい。さて、どうしたもんか、、

俺が何かを喋るより先に、女の子は話始めた。

『研磨くんのお母さん！私も研磨くんと遊んでみたいんだけど、まだアップルパイ配りに行かなきゃ行けないの！だから、また今度遊びに来てもいいですか？』

孤爪母「あら〜、そう？じゃあいつでも遊びに来てね！研磨は多分夏休みの間ほとんど家に居るから！」

『は〜い！お邪魔しました！研磨くん、またね！ほら、おばあちゃんも行くよ〜』

祖母「はいはい。お邪魔しました〜」

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

俺が何か話す前に、話はどんどん進んで女の子とおばあちゃんは帰ってしまった。アップルパイをまだ近所に配るみたいだ。

研磨「あれ？」

でも、2人とも手には何も持ってなかったような、、。