はっぴービっチは紅一点_3 (ページ26)

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# 事務所内でxxx ページ26

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佐久間「ねぇAー？俺に言わないといけないことあるでしょ。」

それはある日のレッスン帰り

今日のAの獲物は誰かとみんながソワソワしている中、さっくんがただひとり私を抱きしめて離れなくて
その状況を見かねたメンバーたちは次々と帰り支度を済ませて、帰宅していく

残ったのは結局私とさっくんのみ

だけど私は正直、今日は帰りたかった

「 …何？」

佐久間「何、じゃなくて。宮田くんとやったでしょ？」

目が笑っていない、とは多分このこと

どこからその情報を手に入れたのか知らないけど、まぁ宮田くんが自分からめちゃくちゃ話したんだろう
あれだけ広めるなって言ったのに……

分かってる、キスマイだし藤ヶ谷くんと近しい人間なんだからリスクはあった

「誘われたんだもん仕方ないじゃん。先輩だし。」

佐久間「俺というものがありながら、接待せッくすですか？」

「別に私さっくんのものじゃないし。」

でも先輩に誘われちゃ断れないんだよね、うんうん

別にブラックとかそんなんじゃないけど、なんだかんだエビキス兄さんにはJr.時代からお世話になったし、お世話になったし、…ね

佐久間「 Aは皆のものだもんね～～。……だけどそれなら、俺のものでもあるでしょ？」

さっくんはニコリと笑うと、抱きしめていた腕を離してその肩を押す

佐久間「ね、やろ？」

強い力で押されてしまえばたちまち、彼に組み敷かれてしまう私

「いや、やりたいんだけどさ……。」

その気持ちは分かるし、やりたい気も当たり前にある

………なんだけど、

痛むお腹を抑えて、ゆっくりとさっくんを見上げた

「生理なんだよね。」

佐久間「ふーん、…で？」

きょとんとした顔を向けて、彼は首を傾げる

佐久間「いいじゃん別に俺気にしないよ？」

「ちょっと待ってさっくん頭バグってない？
」

佐久間「え～いつも通りだよ。」

あぁ忘れてたこの人、頭がおかしかったんだ

確かにいつも通りっちゃいつも通りではある

「とりあえずここまだ事務所だから！ホテルなり家なり決めてからにしよ。」

佐久間「あ、A逃げる気でしょ？」

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