『記憶彼方のあなた』 ページ22
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「え、向井さんお仕事で来られないんですか?」
1度西の軍に戻り、今は次の出発に向けて準備を進めていたところ
向かうは同じく東の国の、宮舘軍
岩本軍と領地争いをしているところだ
向井「そやねん、ほんまにごめんなぁ……」
目の前で必死に頭を下げてくれる彼
領主様という忙しい立場にも関わらず前回着いてきてくれた方が有難かったのだから、そんな謝る必要はないのに………
頭をあげてくださいと言いながらも、ひとりは不安だなぁと悩んでいると
向井「だから今回はめめに頼もう思うて、」
何とも最悪なチョイスをしてくる向井さん
「あ、いや、目黒さんもお忙しいでしょうしそれなら、」
やんわりと断ろうと思った
それならひとりで行った方がマシだから
目黒さんも私のことは嫌っているだろうから、断るかと思ったのに
目黒「お連れ致しますよ。」
向井「ほんま?頼むわぁ。姫さん守ってやってな?」
目黒「お任せ下さい。」
まさかかの承諾
正直、ひとりで行くよりも彼が着いてくる方が憂鬱だった
淡々とした口調で命令に従う目黒さん
結局、宮舘軍への訪問当日
目黒さんと向かうことになった
 ̄ ̄ ̄
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宮舘「ようこそ我が敷地へ。この軍を治めております、宮舘涼太です。」
着いた場所は、まるでヴェルサイユ宮殿
同じ東の領地でも岩本軍とはまるで違う……
そしてドアの前で私たちを出迎えてくれた彼
"ロイヤル" の具現化とばかりに品のある立ち振る舞いだった
「宜しくお願いします、!」
宮舘「康二から話は聞いているよ、中で詳しく話を聞かせて?」
宮舘さんにエスコートされながら、目黒さんと共にその宮殿への中へと進んで行く
ふと、誰かに見られている気がした
キョロキョロ辺りを見回すと、私を見つめるその視線に気が付く
惹かれ合うように、彼と目が合った
渡辺「…………A、?」
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つむぎ(プロフ) - 全部一気に読みましたが、(名前を伏せて)本に出来そう!って思うくらい面白かったです! (2021年1月11日 22時) (レス) id: 24a1a39c35 (このIDを非表示/違反報告)
碧(プロフ) - 一気に読ませていただきました!面白かったです。 (2020年6月14日 0時) (レス) id: 87b41f44b5 (このIDを非表示/違反報告)
菜月(プロフ) - とても面白かったです!最後までずっと、楽しませて頂きましたいただきました!ありがとうございました!! (2020年4月8日 8時) (レス) id: 57a5053d23 (このIDを非表示/違反報告)
ユーナ(プロフ) - 完結おめでとうございます。ずっと楽しんで読んでいたので少し悲しいです。ストーリーの最後の展開が最高でした! (2020年4月7日 18時) (レス) id: 220040772f (このIDを非表示/違反報告)
ナミヲの家のあろさうるす - 完結おめでとうございます!ひたすら裏のお話は少し苦手だったので、飛ばし飛ばし読んでいたのですが、やっぱりお話がとても面白いです!ストーリーが毎回神がかってます!これからも頑張ってくださいね〜 (2020年4月6日 17時) (レス) id: 2e27670cb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:FON | 作成日時:2020年3月18日 14時