≠ ぱられる 2

『終わりを告げる使者』 ページ18

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それからの日々


目黒さんからのアクションはなかったけれど、私は彼に怯えていた

なるべく1人にならないようお食事の時間もよく向井さんにご一緒させてもらっている













向井「んーまず岩本くんのところから行った良いんちゃうん？」









そんな中始まった、例の作戦会議










「岩本、さん………」









正直1番行きたくないところだった



樹さんが殺された、あの光景が再び脳裏に蘇ってくる
向井さんは誤解が解けたとおっしゃっていたけど……


その誤解で、あの時樹さんは殺されたんだ


誤解が解けた現在軸での樹さんはもちろん無事だけど……
あの出来事はどうしても忘れられるはずがない














向井「大丈夫やて！俺もついていくから！」








無意識に震えていた私の肩をそっと抱いて笑顔を向けてくださる向井さん

どうにか作った微笑みで応えてみせた















それから数日後、私たちは東の領地へと足を運んでいた



向井さんに連れてこられた岩本軍のお城は、北の国とよく似ていて古風な感じ

だけど北の国とはまた少し違っていて
何だろう………平安時代、って言うのかな？そんな感じ










岩本「いらっしゃい。」








出迎えてくれた彼は、少し強面
向こうの世界では、確か洞窟にびびっていたような









深澤「西の方々、お久しぶりです！」









隣で笑う彼も向こうの世界で見覚えがある
岩本くんと仲が良かった印象だ






やはり、向こうの世界とこちらの世界はリンクしているのかもしれない
大我様が暴走とした時も思ったけれど、こちらの世界と向こうの世界は確実に繋がっている








最初は、北の国での事件の影響もあり彼らに怖いイメージしかなかったけれど

話している分には、何だか優しそうな感じがした






多分………いけそう












￣￣￣
￣￣
￣











岩本「…………で、このお嬢さんの言うことを聞いて、俺ら領主とその従者がある場所に一時的にとどまれ、と？」

深澤「向井様……頭がおかしくなられましたか？」











向井さんに話したように事情を全部伝えた
まぁ………当たり前だけど、こういう反応になるのは分かっていた








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