≠ ぱられる 2

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向井「ちゃうねんちゃうねん！本当にそうやねん！Aちゃんの言うこと信じてってやれや〜！」








向井さんがひとり私の味方をしてくれるけれど、ふたりは渋い顔のまま









岩本「信じろと言われてもなぁ………」










確かにいきなり言われて即信じて欲しいなんて無理があるだろう
さて、どうしたものか………


ふと、深澤さんが顔を上げた
















深澤「交換条件でもつけたらいかがですか？」


「交換…条件、？」


深澤「うちの国、優秀なシェフがいないんです。だから3日ほどここで預かって美味しい料理を作って欲しいかなって、笑」









深澤さんの思わぬ提案に向井さんも大きく頷く








向井「あー！それなら、信頼関係も築けるんちゃうん？？」









深澤さんと向井さんは手を合わせて、さもそれで決まったかのように声を上げて喜んでいた


岩本さんはふたりの熱量に押し負けたらしく、ため息をつきながらも首を縦に振ってくださる












岩本「確かに、まぁ…………お嬢さんはそれでもいいのか？」


「私は来てくださるのなら、何でもしますっ、！」












予想もしなかった展開


料理は一応得意分野だった
自信はある


私の気合いの入ったその返事に、岩本さんは少し笑い










岩本「うむ……交渉成立だな。まぁ北斗のとこの正室なら怪しくもないだろう。」









しっかりと了承してくださった








「ありがとうございます、！」


深澤「じゃあ早速キッチンとか案内するからおいで！」







深澤さんに手を引かれ、大部屋を出る

3日間、3日間料理を作ればいいだけ










向井「あぁAちゃんと3日間のお別れか〜寂しいなぁ……」


「んふふ、すぐに戻ってきますから！戻ってきたら美味しい料理お作り致しますね！」


向井「そんなん待ってるしかないやん！」












向井さんに別れを告げて、東の国 岩本軍での3日間の料理人生活が始まった








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