≠ ぱられる 2

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阿部「西の国に俺らの計画は潰されたが……まぁいいさ。いつか我らの大我様が松村を潰してくれるその時が来れば。」











私はまずこの世界へ来て岩本軍の計画を止めた

だけどその根源をしっかりと調べていなかったんだ



原因は、ここにあった





















阿部「そのために君は必要なんだ。取引材料としてね。」


佐久間「で、その間俺が遊んでいてもいいよって言われたの！」









ぐいっと阿部さんに向いていた顔を無理やり佐久間さんの方へと引き戻される












佐久間「ねぇAちゃん、ずっと好きだったんだ。だから、いいよね？」












服を引きちぎられ、下着を剥ぎ取られる


佐久間さんの目は闇のように真っ暗だった















「いや、っ」

佐久間「ねぇ、何で逃げるの〜？」













脚に力が入らない



震えか、はたまた薬のせいか上手く立てない筋肉を奮い立たせてどうにか走る




笑顔で追いかけてくる佐久間さん




ドアまであと一歩


























佐久間「逃げるんだったら、殺しちゃうよ？」


















その瞬間、髪を持たれて後ろへと倒される

視界がぐにゃりと曲がった














阿部「おい、佐久間。あんまり暴走すんな。」


佐久間「えへへつい可愛くて！こんなに逃げられると逆に燃えちゃうな〜〜」
















阿部さんの冷静な声にも耳を貸さず、私の身体をベタベタ触ってくる佐久間さん











「いや、………来ないで、」









必死の懇願



私が大我様からの屈辱を受けていた時の彼らはもっと優しかった

阿部さんは大我様を諭してくれたし
佐久間さんは痛みつけられたその体を介抱してくださった


なのに、どうして……














佐久間「その目、最高だよ！怯えきって許しを乞うその憐れな表情。」









何がどうなったら、こんな残酷な結果が生まれてくるのだろうか




やっぱり全部間違っていた



彼らがこういうことをする原因が北斗様にあるのだというならば

ここまで彼らを狂わせたのは、私のせいだ


私が北斗様と出会わなければ…






















佐久間「よそ見してんじゃねぇよ。」












バチンと平手打ち



思わぬ衝撃に目を見開いて、叩かれた頬を抑えた






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