≠ ぱられる 2

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佐久間「どんどん拒絶して？俺の事を嫌いになって？その方が壊しがいがあるからさ！」












殺される

このままここにいたら殺される



頭の中で警報音がずっと鳴っていた




それなのにもう逃げられない絶望的なこの状況

私はどうすればいいというんだ





















佐久間「佐久間はね、俺のことが嫌いなAちゃんが好きなんだ〜！」












首を絞められて床に押し付けられる



息が出来ない

目の前が段々とぼやけてくる














助けて

助けて、誰か



















































目黒「A！！！」












意識を飛ばしかけた瞬間

聞こえてきたのは、よく知ったあの声













「めっ、……」













佐久間さんの手はすぐに離されたけれど、未だに呼吸が上手くできずヒューヒューといった喘鳴状態

















岩本「阿部と佐久間大人しくしろ。申し訳ないが、そちらの軍よりはるかに多くの軍勢を用意してある。」








岩本さんまで来てくださったの？

阿部さんと佐久間さんは酷く機嫌が悪そうに下を向いている
深澤さんが私の所へやってきた










深澤「宮舘軍のところの渡辺くんが心配していたんだよ……Aちゃんから連絡がない、って」










翔太くんが？
というか、宮舘軍の人間が岩本軍の人と連絡を取り合ったということ？


目を輝かせたまま深澤さん見ると、私の思っていたことを理解出来たのか嬉しそうに微笑まれた

















岩本「こちらは任せて、嬢さんをどうにかしろ目黒。」


目黒「岩本様、ありがとうございます。………A、行くぞ」














力の入らない脚をどうにか立たせようとすると、無言で抱き抱えられた


目黒さんは何も言わない


そのまま以前、向井さんが乗っていたあの乗り物へと乗せられた









怒られる

あれだけ心配されていたのに、私は大丈夫と言ってひとりで向かったんだ

これも何もかも自業自得だ






















目黒「無事で良かった………」










だけど目黒さんから放たれた言葉は予想外で
その目は少し潤んでいるようにも感じられた















目黒「さぁ帰りましょう、西の国へ。」









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