《姉弟》変わらない笑顔 ページ12
「姉ちゃん、、。」
本当にいる!
落ち着け私、ちゃんと伝えないいと
「あんたに、嫌いなんていって2年も会いに行かなかったこと。
約束、破ってしまったこと悪いって思ってる」
「なーんだ。そんなこと?」
へっ?なんか拍子抜けしちゃった。
「俺、気にしてないよ。本心じゃないって分かってたから。
知ってる?姉ちゃん、嘘つく時に目合わせてくれないの。
分かり易すぎるんだよ」
「良かったー!ずっと気にしてんだからね!」
「でも、改めて言わせて?
あんたのこと嫌いなんかじゃないよ。
すっごく大好きで大切な弟だよ!」
「ありがと。姉ちゃん!俺もおんなじ気持ちだよ」
「最後に2つだけお願いしてもいい?」
「ん?なーに?」
「もう、俺に会いに来なくていいよ。」
「え?何言ってんのあんた!」
「俺も姉ちゃんに会いたくなっちゃうし、
俺のせいで前に進めなくなって欲しくないんだ。」
「母さんとも、おんなじ約束したから姉ちゃんも!
これは家族の約束。」
「もうひとつ、あの約束今度こそ守ってね!」
「う、うん。頑張ってみるよ。」
「うん!俺との姉弟の約束だよ!」
数年前の約束と何も変わってなくて
ふふっ。可笑しい。
2人の姿も、場所も全然違うけれど、
約束の内容とあんたの笑顔は全く一緒で
安心した。
触れれるはずのない手が
今確かに、触れた気がする。
きっと幽霊のあんたと指切り出来たんだ。
なら絶対守らないとね。
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作者名:Lantana x他1人 | 作成日時:2018年8月19日 15時