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1話 ページ2
中原side
俺が太宰の勧誘という名の脅しを聞きいれ、羊の首領からポートマフィアに加入してからふた月ほどたつ。
紅葉の姐さんの下につき、マフィアの仕事も何とか様になってきた。そんな時だった。
尾崎「中也、お主にちと会わせたいものがおっての。今日の午後はやらねばならぬことも後回しにしてよい。あけておれ。」
午前10時。昨夜の仕事の報告書を書いていると姐さんがいつもの様に微笑みながら俺にそう言った。
中原「俺に会わせたいやつですか?」
尾崎「昼餉を食べたら行くから準備をしておくようにの。」
そう言って姐さんは部屋から出ていってしまった。
午後の仕事を後回しにしてでも俺に会わせたいやつ。
どこの誰でどんなやつなのか。そんなことを考えていたせいで報告書はなかなか出来上がらなかった。
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