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traveler261 ページ21

コナン「そっちも消えてるのか……電気が消えたのは2回目の爆発音の直後。恐らく近くに電気系統を管理してる部屋があって、爆発によって被害を受けて電気が通らなくなったんだろう。そうじゃないと全部の電気が消えてる説明がつかねぇ。」





どうやら店内にいる人間は誰1人として現状を理解出来ていないらしい。



ただ分かってるのは何が爆発したってことだけ。





『コナンくん!!この状況だと合流は無理そうだよね?』





コナン「あぁ。こっちには来ない方がいい!!混乱に巻き込まれるだけだ!!」





『じゃあ、哀ちゃんは任せて!!』





コナンくんが「無理するなよ!!」って言ったのを最後に通信が切れた。



私は哀ちゃんとはぐれないように手を繋ぎ、周りの人と同じように避難することにしたのだが、まだ誰も現状が理解出来てないのと、ショッピングモールの職員達が突然のことに連携が取れず、避難誘導がまだ始まらない。





『哀ちゃん、私が守るから!!絶対大丈夫だから!!』





哀ちゃんを安心させるように繋いでいる手に力を込めた。





灰原「A……」





しばらくすると、職員の大声が聞こえた。





職員「皆さん!!避難経路はコチラです!!焦らずゆっくり移動してください!!」





職員の呼びかけを無視して我先にとかけていく人もいたが、私は取り敢えず子連れの女性や、避難に困難がありそうな人を先に送った。



もちろん哀ちゃんに了承は得た。



見た目は小学生だけど、コナンくんと同じで中身は大人だ。



その辺哀ちゃんも分かっているのだろう。



一通りフロアの人間が避難経路に入ったところで私達も移動しようとしたのだが……



ドカァァァァァァァァァン!!



3度目の爆発が起きた。



一体、何回爆発すれば気が済むわけ!?



哀ちゃんの手を引いて揺れる建物の中何とか避難経路に入ろうとしたのだが……





灰原「Σ!!危ない!!」





引いてた哀ちゃんの手に逆に私が引かれ、急停止。



次の瞬間、上から建物の瓦礫が降ってきた。





『ーーーっぶな……。危うく下敷きになる所だった……哀ちゃんありがとう。』





灰原「お礼言ってる場合じゃないわよ。避難経路見事に塞がってしまったわ。」





そう、瓦礫の下敷きになることは避けられたけど、避難するための道を絶たれてしまった。



唯一の救いはこのフロアに私達2人しかいないこと。

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癒し系猫 - 作者様!真澄じゃなくて真純ですよ! (2021年3月21日 10時) (レス) id: 5f340e67e1 (このIDを非表示/違反報告)
わらびもち(プロフ) - 273話の自分サイドの上から2行めの全身が前進になってます (2020年6月1日 18時) (レス) id: b64abaedd3 (このIDを非表示/違反報告)
- 362話の次も362話になってますよ (2018年12月10日 17時) (レス) id: bf2ef6660f (このIDを非表示/違反報告)
- んぁぁぁぁ!!更新待ってました!!いろんな人の心配(デレ)で顔ゆるみました。警察学校組と哀ちゃんとキッドが最高過ぎます・・・ (2018年12月9日 21時) (レス) id: bf2ef6660f (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - やったぁ♪♪ 最新してる。夢主も目を覚ましたし。キットが何故か見舞いにきているし……アンケートはまさかの結末だった (2018年12月9日 21時) (レス) id: d271bd57c6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆずポン酢 | 作成日時:2018年11月11日 17時

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