traveler241 ページ1
私の味方をしてくれるのは嬉しいけど、私この程度で傷つくようなメンタルしてないから。
どっちかって言うと鋼のメンタルだから！！ﾄﾞﾔｯ
キッチンまでの道のりは終始無言だった。
はっきりいって私も零さんも心境は複雑だから。
それにここは黒の組織の本拠地。
余計なことは話すべきじゃない。
あくまで初めて会った、初対面同士を演じなくてはならない。
とりあえずバーボンには目もくれず、1人分のコーヒー作りだ。
黙々と作業をしているとバーボンがいつの間にか隣に来ていた。
不意に顔を上げると目が合った。
口が開くことは無いが、彼の目が語ってる。
”無事で良かった”と……。
『自分でいうと”過信してる”って思われるかも知れないですけど、私の作るコーヒーは美味しいですよ！』
バーボン｢ホー。それは随分な自身ですね。僕、味にはうるさいですよ？｣
『バッチコイです！！なんてったって、あのジンさんが褒めてくれたんですから！！』
バーボン｢え！？ちょっとそれ、本当ですか！？｣
『えぇ。まあ、私も命がかかってたんで、いつもより丁寧に作ったこともあると思うんですけど……』
バーボン｢命がかかってた！？｣
『”不味いもん作ったら殺す”とさも当たり前かのように死刑宣告された時はどうしようかと思いましたけどね。死の危険性はなんとか回避しましたよ(呆)』
終始無言なのもどうかと思ったので、当たり障りのない会話をしておいた。
一応ね？
どこで誰が見て、聞いてるか分からないから。
でも、私はどうしても今、零さんに言いたいことがある。
多少なりの危険は承知だ。
出来上がったコーヒーを持って戻ろうとキッチンを出る直前、バーボンを抜かすのと同時に小さく呟いた。
『私、まだ頑張れるから……無理しないで零さん。』ﾎﾞｿｯ
バーボン｢！！｣
前に進もっとする足がバーボンが私の腕を掴むことで阻止された。
少し待ってみたが、見つめ合うだけでバーボンは何も言わない。
『ほら、皆さんのところに戻りますよ？じゃないとジンさんに変に思われちゃいますよ？』
掴まれた手を外してそのまま手を繋ぐ。
未だに混乱してるのか、バーボンは相変わらず何も言わない。
ただされるがままになっている。
さながら親子だな。
子供の手を引いて歩く親役の私と子供役のバーボン。
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癒し系猫 - 作者様！真澄じゃなくて真純ですよ！ (2021年3月21日 10時) (
レス) id: 5f340e67e1 (このIDを非表示/違反報告)
わらびもち(プロフ) - 273話の自分サイドの上から２行めの全身が前進になってます (2020年6月1日 18時) (レス) id: b64abaedd3 (このIDを非表示/違反報告)
奏 - 362話の次も362話になってますよ (2018年12月10日 17時) (レス) id: bf2ef6660f (このIDを非表示/違反報告)
奏 - んぁぁぁぁ!!更新待ってました!!いろんな人の心配(デレ)で顔ゆるみました。警察学校組と哀ちゃんとキッドが最高過ぎます･･･ (2018年12月9日 21時) (レス) id: bf2ef6660f (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - やったぁ♪♪ 最新してる。夢主も目を覚ましたし。キットが何故か見舞いにきているし……アンケートはまさかの結末だった (2018年12月9日 21時) (レス) id: d271bd57c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆずポン酢
| 作成日時：2018年11月11日 17時
