【名探偵コナン】夢色traveler6

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『戻りましたー。』





キャンティ｢気が抜けるような声出してるんじゃないよ……。｣





『まぁまぁ、ご愛嬌ってことで。バーボンさんどうしました？随分と間抜け面ですけど？』





バーボン｢……まぬっ！？あなたね！？出会って数分の相手に失礼じゃないですか！？｣





『失礼も何も、本当のこと言っただけなんですけど。』





バーボン｢そんな悪い事言う口は僕が塞いじゃいますよ？｣





そう言いながら妖艶な笑みを浮かべて私の顎に手を添えて目が合うようにクイッとされた。



おぉ、これが噂の”顎クイ”！！





『…………ビックリするくらい寒気と吐き気のオンパレードなんですけど。』





ウォッカ｢バーボンがフラれた。｣





ベル｢あなたでもハニートラップ失敗することあるのね？｣





ジン｢バーボンのハニートラップか効かねぇとはやるじゃねぇかA。｣





『それはどうもありがとうございます。正しくはハニートラップか効かないというか、相手が誰だろうと全体的に女性がみんな甘い囁きに弱いと思ったら大間違いですから。その”女の子はみんな甘い砂糖菓子で出来てるんでしょ？”思考、はっきりいって反吐が出ます。』





あれ？前にも同じこと言ったような気がする。



……あぁ、キッドの時だ。



とことんこういう感じ嫌いなんだよね。



別にバーボンが本音で言ってるとは思ってないよ？



皮を剥げば零さんなんだし。



バーボンってキャラだから言ってるってだけだもんね。



国際的犯罪組織の奇妙なお茶会はバーボンをプラスして再開された。



人種が人種だから特に会話に花が咲くって感じではなかったけど、はっきり言ってこの人達が悪い人達っていうのはこの時だけ完全に忘れてたよね。



ちょこちょこベルモットやジンから話しかけられてそれに応えるってい流れで気づいたんだけど、私多分この2人のお気に入りリストに入れられた……。



よく分からないし、どこを気に入ったのかも分からないけど、こんだけ親しく絡まれるってことは多分気に入られてるよね？



自惚れじゃないよね！？



奇妙なお茶会は思ったよりも時間が経っていたようで、ウォッカが告げた時間に驚いた。





ウォッカ｢アニキ、今9時になりやした。｣





ベル｢ヤダ！もうそんな時間なの！？｣





ジン｢A。テメェ明日仕事は？｣





『え？普通にありますけど……。というか、今日もあったんですけど……。』

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