【名探偵コナン】夢色traveler

traveler18 ページ19

あーあー。



顔真っ赤じゃないですか…さっきまでのスマートな反応は一体何処に…。



まぁ、知らないふりしてたけど、実際知ってるわけで、ついでに応援してて、単純に初々しい2人の反応が見たかっただけだ。



完全に私欲だ。



お2人には悪いが、今だけは許してくれ。



車の中という密室なんて、絶好のチャンスでしかないからね！！





佐藤刑事｢ちょ！！なんでそんなにドンピシャで言い当てるのよ！！｣





『気づいてないんですか？わりと、オーラに出てますよ？』





高木刑事｢あのっ！！このことはあまり口外しないでください！！｣





高木刑事、そもそもこの世界に私が口外するような人物はいないです。



あと、警視庁の人間はほとんど知ってるでしょう？





『分かってますよ。墓場まで持っていきますから！！』





高木刑事｢いや、流石に墓場には持っていかなくていいですよ…。｣





佐藤刑事｢ほんと、若い子ってこういう話題好きよね…最近の子はませてるわ…。｣





んん〜？



これは、嫌な予感がするぞ？



私、”ませてる”なんて言われる年じゃないんだが？





『あの、つかぬ事をお聞きしますが、お2人共、私何歳に見えます？』





佐藤刑事｢え？18歳くらいじゃないの？｣





高木刑事｢僕もそれくらいだと思ってたんですが…。｣





『あの……私、これでも24歳(仮)です…。』





佐藤･高木刑事｢｢え”っ！？｣｣





せっかく茶化して遊んでたのに、最後の最後で大どんでん返し食らった気分。



車内で盛り上がっていたら、目的地の警視庁に到着した。



車に乗りこんだ時同様、佐藤刑事が扉を開けてくれた。



何から何まですいません…。



目の前にそびえ立つ大きな建物。



思わず見上げて”わぁ〜”と呟いてしまった。





佐藤刑事｢目、キラキラしてるわよwwww｣





『いやぁ、色んな刑事ドラマや映画で必ず1度は映る建物が目の前にあるなと思っておもわず…wwww』





佐藤刑事｢なるほどね。確かに必ず1度は映るわよね。それに、今は見るだけじゃなくて中に入ることが出来るわよ。｣





『ふふっwwwwなんだか、社会見学してるみたい。』





佐藤刑事と高木刑事の後について中に入っていく。



初めてくる場所だし、初めて見るものだから、思わずいろんなものに目移りしてキョロキョロしている。

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