悪夢【優奈:降谷さんの彼女設定】2 ページ24
降谷「本当は連絡しないで行くつもりだった。でも、起きてなかったら怖かったから連絡した。」
『成程ね……。何分位で来れそう?』
降谷「え?」
『”え?”じゃないよ。こちとら微妙な時間に通知音で叩き起された上に、スマホのブルーライトですっかり目が冴えちゃったの!!人の安眠妨害したんだから、責任とってよね。話し相手にくらいなってくれなきゃ元取れないよ。』
降谷「……すぐ行く。5分で行く。」
『いくら深夜とはいえ、法定速度と交通ルールだけは守ってよね。』
降谷「うん。じゃあ、後で。」
零さんはそう言うと、こっちの返事を待たずにブツ切りした。
今、この一瞬だけ、風見さんの気持ちがわかった気がする。
今回はなかったけど、もしこの後まだ要件があったらどうするんだよ。
二度手間になるだろ!?
ちゃんと確認してからきりなさい!!
それにしても車で5分か……結構離れた距離にいたんだね。
え?車だよね?
多分、愛車のRX-7に乗ってくるんだよね?
ベットからのそりと起き上がり、とりあえずキッチンに。
カフェインレスの紅茶でも入れておくか……。
お気に入りのティーポットに適量の茶葉とお湯を注いで十分に蒸らす。
すると、軽快にインターホンか鳴った。
ノロノロ準備してたからな……時間を見ると、本当に5分だった。
”はーい”と言って玄関を開けると、私服姿の零さんが立っていた。
はて?
零さんすっかりSANチェック案件だったからてっきりバーボンとして組織の仕事でもしてたのだと勝手に思っていたのだが、まさかの私服、これは……別件か?
零さんにいつもの覇気はない。
徹夜キメてる時も大概だが、それよりも酷くやつれてる気がする……。
『零さん大丈夫?とりあえず、中入ろう?ね?』
降谷「…………お邪魔します。」
律儀!!
精神状態ボロボロのくせに、ちゃんと挨拶するとか律儀すぎる!!
リビングのソファーに直行する零さんを見送ってから私はキッチンに入り、紅茶を用意してから戻った。
『入れたばかりのカフェインレスの紅茶だよ。熱いから気をつけてね?』
降谷「A、寝てたんだろ?悪かったな、起こして。」
『ホントだよ!!とてもじゃないけど、人様に見せられる顔じゃなかったわ!!LINE開くまで送り主”ぶっ潰してやる”って意気込んでた。』
降谷「俺が軽率だった……。」
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瑠羅 - 瞳の中の暗殺者(蘭ちゃんお助けver)とても面白かったです~♪暗殺者シリーズが終わったら他の劇場版編も見てみたいです~♪ (2019年8月23日 16時) (レス) id: 83c69f8b3c (このIDを非表示/違反報告)
新玲乃音元iqqvyuu(プロフ) - ゆずポン酢さん» 出来れば、両方読んで見たいです。蘭ちゃん側になって、記憶喪失になる方とコナン君目線の両方を読んで見たいです (2019年6月24日 8時) (レス) id: c000802a3c (このIDを非表示/違反報告)
ゆずポン酢(プロフ) - こめこっぱんまんさん» ありがとうございます!!長々と続いている作品を最初からなんて嬉しい限りです!!これからも愛読していただけるように頑張ります!! (2019年6月23日 22時) (レス) id: c248c20236 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずポン酢(プロフ) - 新玲乃音元iqqvyuuさん» お返事ありがとうございます。では、私が書きやすい方にしてもいいですか? (2019年6月23日 22時) (レス) id: c248c20236 (このIDを非表示/違反報告)
新玲乃音元iqqvyuu(プロフ) - ゆずポン酢さん» そうですね……蘭ちゃん側も良いし、守り隊目線も読んで見たいです。 (2019年6月23日 14時) (レス) id: c000802a3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆずポン酢 | 作成日時:2018年12月29日 23時