【名探偵コナン】夢色traveler7

悪夢【優奈:降谷さんの彼女設定】 ページ23

特に何の変哲もない日常。


日本のヨハネスブルグと呼ばれるこの米花町では貴重と言われる平和な日々を過ごしていた。


事件ホイホイのコナンくんと関係はあるものの、一緒にいることが少ないからか、思ったより事件に巻き込まれることは無かった。


どちらかと言うと、コナンくんより、警察学校組と一緒にいることが多いからだろうか……。


さて、そんな平和な毎日の夜、いつも通りの時間に布団に潜り込み、安眠をしていた所、突然LINEの通知音が響いた。


1回だけだったらまだしも、その直後催促するようにもう1回鳴った。


そう、私はLINEに安眠を妨害されたのだ。


状況？もちろん不機嫌MAXである。


寝ぼけた状態でスマホを起動させると、明るいブルーライトが私の目を容赦なく刺激する。


あのね？普通に痛い。


仕方ないってわかってるけど、ブルーライトさんちょっと殺傷能力高すぎやしませんか？


スマホが表示した現在の時刻は草木も眠る真夜中、深夜の2時だった。


正直目を疑った。


同時に、こんな非常識の時間にLINEを2通も送ってくる奴の頭も疑った。


どこの誰だか知らねぇが、内容によってはぶっ潰してやるから、覚悟しろよ？


人の安眠を妨害することがどれだけ罪深いことか教えてやる……(怒)


だんだんブルーライトにも慣れてきて、やっとLINEを開くと、さっきまで”ぶっ潰してやる”と意気込んでいたモードがすっかり姿を消した。


なんと、送り主は零さんだったからだ。


なんというか、非常に珍しい。


”どうしたんだろう？”と不思議に思いながら開いたトーク画面は更に、謎を深めただけだった。
たった2文。





降谷《今から会いに行ってもいいか？》





降谷《流石に寝てるか……。》





と、主語も述語もフルシカトした文章。


あと、こころなしか文面に全く覇気を感じない。


まさかこれって……零さんSANチェック案件なのでは？


様子を確かめたくて、返信は送らず、電話をすることにした。


メッセージか送られてから3分も経ってない、電話に出てくれる可能性は非常に高いはず。


数コールしてから奇跡的に繋がった。





『もしもし？』





降谷｢………………っ、もしもし。｣





はい！！


無事、フラグ回収ーーー！！


完全にSANチェック案件だわ！！





『今、何処にいるの？』





降谷｢Aのマンションの近く……。｣





『来る気満々やないかーい！』

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