ブーケの行方（青）

３ ページ3

ながーいゴアイサツの後、乾杯があって、すぐに写真を取りにメイン席へ。

「香織おめでとう！」
「ドレス綺麗ね！」
「おめでとう！」
『わー香織綺麗すぎ！おめでとうぅ！』

香織は高校時代のクラスメート。
卒業して上京したあともよくご飯にいったりしている。
「本当はAにブーケ頼みたかったよおぉ」
『ほんとだよー、持ち込み料ってやっぱり高いよね…
でもこのブーケ素敵！』

はいチーズ！カメラマンが何枚か写真を撮ってくれる。
そのたびみんなで笑いあって、
次のグループへと譲った。



「まさか安田章大がいるとは思わなかったね…」
「ほんとだよ、聞いてないわ…」
「香織の旦那さんの友達ってことだよね、」
『そうみたいだねー、新郎友人て書いてある。』

「結婚式に来るってことはかなり仲良いんじゃない？」
「何？期待してんの？笑」
「だってお近づきになるチャンスじゃん！」
「一般人には無理でしょ！まわりに綺麗な芸能人しぬほどいるんだし！」
「や、わからんよ、」
全員でそちらの方を見る。
「いやー、イケメンすぎて無理。」
「声かけるとか無理だわ」
全員で声をあわせて楽しそうデスネ！

「で、A、何やってんの」
『え、写真撮ってる。』
「この子興味なさすぎだわ、」
『頑張って声かけてきたら？』
「やだよ、夢は夢のままが１番いいよ多分、。」

ガヤガヤとお喋りをしながら、次々と運ばれてくるお料理とお酒を楽しむ。

４→←２

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す