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今までの仕事経験が正しかったのならば
迷信とはいえ、トスブーケを受け取った人は、次に結婚する人。
そして、ブーケの真ん中に挟まれた紙には、番号とID。
「ほんまはAさんのを聞いて今登録していきたいのが本音やねんけどー、
なんか信用してもらうにはこっちかなって。」
え、、まって、
え、どうしたらいい？
どうする？
待って、頭、ごちゃごちゃ──
「頭ごちゃごちゃって声に出とるがな」
『は？！え？！』
「あーもー、かわええなw」
かわいい？！どこにそんな要素が？？
「あーマネージャー？
あと５分、ごめん、おん、すぐいくから、
はい、ばいばーい。」
混乱する私をよそに、どこかへ電話をかけてあと５分と言っている。
「友達の嫁の友達に、簡単に手出すほど馬鹿ではないと思ってはいるんやけど、自分のこと。」
『・・・はい、』
「結婚式の最中のAさん見て、ピンときてもーたというか、見とれてん、Aさんに。」
「きっとこの子はええ子やって。」
な？みて、とスマートフォンを２台手に持って、みせてくる。
「こっちが仕事用ので、こっちがプライベートの」
プライベートのスマートフォンを操作して、自分の番号と先程のメモをならべ、
おんなじでしょ、と言う。
「まだ、友達からでえーねん。急いですれ違うんも嫌やし。
僕と友達になってくれへん？」
残り、60秒の、空気。
吸い込まれそうな、深い瞳に見つめられている。
たぶん、真剣、なんだと思った。
『・・・このメモは、受けとれません』
『貸して』
安田さんからスマートフォンを奪うと、自分の番号を入力した。
『これ私の番号です。
さすがに紙媒体で持っていてどこかに落としでもしたら一大事だし、そんなこと恐ろしくてできない。。』
『ちゃんと出ますから、あの、』
もう、もう、心臓うるさい！
だまってよ！！！
『〜〜っ！
時間です！！はやくしなきゃ！』
「おわっ」
メモを押し返す。
一歩後ろに下がった安田さんは、嬉しそうな表情をしていてまた心臓に悪い。
『・・お仕事、頑張ってください。』
「ふふっ。ありがとう。
車乗ったらすぐ電話する。出んでええから、俺の番号やって忘れんで。。」
『はい、』
「ふー。さて、行くかぁ。
最後まで楽しんでなぁ、
じゃあね、またね、Aちゃん。」
うんうん、と、無言で頷くことしかできずに、離れていく後姿を見ていた。
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アイハ(プロフ) - ちょびさん» ちょびさま<コメントありがとうございます！感想頂けて嬉しいです涙 章ちゃんだけでなくエイトの誰が結婚する時はみんなで証人になりそうじゃないですか？代表して横山さんが名前書きそう。(さらなる妄想)このさきどうなるか、私も楽しみです！ (2020年12月24日 22時) (
レス) id: 6e77fc1940 (このIDを非表示/違反報告)
ちょび(プロフ) - 初めまして。お話読みました。素敵な婚約ですねぇ。メンバーが承認なんて最高な婚約ですねぇ。一生消せませんね。章ちゃんの男気が最高です (2020年12月24日 8時) (レス) id: 73b5440736 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アイハ | 作成日時：2020年5月2日 21時
