CALL MY NAME２（黄） (ページ4)

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遠回りページ4

まったく傷は癒えないまま数日

見間違えたかと思った

《Aごめん、もう一度会いたい》

章大からのメッセージ

仕事終わり、家の最寄りに着くと、外のベンチで章大が待っていた

「···おかえり」

『…うん』

ちょっと困り顔。やっぱり可愛いわ。
歩きながら話してええ？って言うから、
少し遠回りで歩きながら、話した

「急にごめん」

うん、も何も出てこなくて。

「勝手に切り出して勝手に帰って」

「怖じ気づいてん、亮の言葉に」

亮の、言葉、、、

「あいつ本気でAんこと迎えに行くから言うてきてん。

ひどいことしたんは確かやからこれから自分が傷癒やしてくて

そんなん聞いてもうたら俺の出番ないやんか」

「引き下がろう思ったんよ」

「やけど、数日しか経ってへんのにもう会いたくてしゃーなくて
さよならもメールでしたんも後悔しまくって」

「やっぱりAに会いたいんよ」

『しょうた…』

「ライブの日起きたくらいからちょい風邪かもみたいな感じで心細さもあってん。」

『風邪？そんなんでライブしてたの？
もう平気？』

「おん、もう大丈夫。それより移っとらんかった？」

『あ、、うん、平気…』

「手、繋いでええ···？」

『……うん…』

手のひらに伝わる温度
ひとりの毎日に戻らなくていいんだ、また章大と一緒にいられる、、