CALL MY NAME（黄） (ページ21)

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不思議な子ページ21

「じゃあ、ゆっくり寝てな。また連絡するわ」

『うん。じゃあね、』

「バイバイ、A」

『うん。また。』

通話を終えて、ガランとした部屋を見渡す。
一昨日もこの部屋にいて、
寂しさなんて感じて無かったのに。
なんだか空気がひんやりした気がした

え？またヤス？

『ど、したの？』

「Aバイバイって言ってないやん。」

『え···？』

「バイバイ言わな電話きれんやん」

『は？そなの···？』

「おん。じゃあ、バイバイ」

『バイバイ・・・？』

・・・？
どういうこと？

バイバイ、、、笑
ヤスってどれがホンモノなんだ？笑

洗濯機まわして、シャワー浴びて。
疲れたし、
余計なことは考えずにひとまず寝よう。

ベッド入って、思い出したのは、ヤスの言葉だった

そして、亮のこと。

今からでも来てって言えばヤス来るのかな。

亮は絶対に来ない。私がさみしかろうが亮には関係ない。亮が来たい時に来る。きっとそう。

ヤスに来てほしいって、ちょっぴり思った。

ダメだ、疲れてるから考えちゃダメ。

無理矢理目を開けないようにして、寝た。