CALL MY NAME（黄） (ページ17)

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遮りの手ページ17

『あのさ、ヤス、あんまりそういうこと言われると、さすがに私でも勘違いするからね・・・？』

安「勘違いて何やねん。何回言えばわかんの？」

握られた手にぐっと力が入って引っ張られる
肩口に抱きとめられて、後頭部に手が回って。

安「・・・一緒に」

横「そこまでにしとき」
　

ヤスから引き離されて裕にまっすぐ見つめられてる
　

安「よこちょ、邪魔せんといてよ」

横「合宿中や、帰ってからやれ」

な、何か起きてる、、、？

ヤス何て言おうとしたんだろう
裕はどうしてそんな怖い顔して・・・

安「はーい。ごめんな？帰ってからね」

また、女の子みたいな笑顔で言う

一体、なにごと、、、

宴会は夜通し続くけど、みんな疲れて寝ちゃう。
茜と部屋に戻って布団に寝っ転がって。

何も聞いてこない茜

大倉がもう食えんーて部屋に帰ってきて、即行寝息を立ててる。

なんとなく寝れなくて。
『お風呂行ってくる。茜は？』

寝ちゃったかな、一人で行こ……

お湯に浸かりながら、昨日からのことを思い返してた。

亮より、ゴツゴツした手
意外と肩があって

いつも名前を呼んでくれる

「側におる」って
嬉しかった
誰かにより掛かりたい
抱きしめてほしい

どんな関係なのか不明確な関係じゃなくて、ちゃんと恋人になりたい。

手をつないで歩きたい

ヤスとなら、それができるのかな。