そろそろ弟離れしろ！【糸師兄弟】

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そんなこんなでサッカー部も結構成長してきた。
マネージャーの我は嬉しい限りぞよ(？)


でもだからっていきなり強豪との試合は無くないか！？


そう、いきなり青森駄々田高校との試合が決まったのだ。
玲王先輩の執事さんか知らないけどそんな感じの人が入ってきた時はビビり散らかしました。



「炉泉！作戦立てるの手伝ってくれないか？」



さすがに強豪相手だからなぁ、と呟いた玲王先輩。

ふっ余裕だぜ！って思ってるタイプかと思ったけど意外と違うみたいで驚いた。

確かにこれに負けたらきっと玲王先輩のサッカー人生は終わる。それくらい重要な試合。



「元々そのつもりっすよ、ボコボコのこなっごなにしてやりましょう！！！」



そう言って手を差し出すと、先輩は嬉しそうに笑って強く手を握ってくれた。心強し、御曹司！！


そして当日。

ちなみに作戦は長くなるから簡単に言うと、玲王先輩を中心として、凪先輩がいい所持ってくスタイル。

相手の選手は分析してある。玲王先輩も自分で分析済みだったらしく、すげーなーと思った(小並感)



始まる前の作戦の確認中、凪先輩が寄っかかってきた。
だから俺潰れるって！！この試合くらい見させろよ！普通に楽しみにしてたんだよ！！！




「ねぇ炉泉ー、俺頑張るから応援してー」



「頑張ってくださいー」



「もうちょっと感情込めてよ」



「込めてるっすよ！んーじゃあ」



「あんたの事だけ見てるんで、魅せてください。期待してますよ」



「！……うん」




ちょっと先輩相手に偉そうだったか？と心配になったが、凪先輩は嬉しそうに微笑んでいたので良しとしよう

凪先輩を微笑ませてやる気にさせる俺マネージャー向きすぎてない？天才って呼んでくれてもいいよ。




「天才は俺じゃねぇ、俺たちだ」




玲王先輩いい事言ったな。アツいぜ。俺が女だったら惚れてた。

玲王先輩にときめいていると、試合が始まった。


俺は信じてる。この天才たちは、絶対に勝てる！



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