23 ページ23
丸「姫様、次は何に悩んではるんですか」
「…ううん」
昨日帰ってきてからろくに眠れなかった
姫様って恋多き乙女だったのかしら
将軍様を好きだったのか、大倉のことを好きだったのか、はっきりして欲しいのに
日記を見ても何も書いていない
丸「記憶をなくして以来、姫様は別人のようです」
ぶーぶー言う隆平
でも部屋を片付ける手はとめない
「…隆平、私、どんな子だった?」
丸「えぇ、何ですか」
「いいから教えて」
隆平の胸ぐらを掴みそうな勢いで近付くと
ギョッとした顔で私を見る
丸「まず、前の姫様はこんな事しませんでした!」
私が掴んでシワになった服をパンパンっと叩き伸ばす
隆平が言う姫様はと言うと、
おしとやかで
物静かで
勉学に励んでおり賢く
夜に部屋を抜け出す時は絶対に隆平に言ってたから黙って消えることなんて無かった(これに関しては謝るしかない)
「……たしかに別人ね」
丸「別人ですよ…」
だって別人ですから
仕方ないじゃない
69人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
温田(プロフ) - まるこさん» まるこさん、いつもありがとうございます(T_T)実は私もあまり得意ではない転生モノなので…ガチガチにならないようには気をつけてます!笑 ゆっくりやらせて頂きますが、今回もどうぞよろしくお願いします! (2021年10月14日 18時) (レス) id: 413ed48470 (このIDを非表示/違反報告)
まるこ(プロフ) - 転生モノ、アレ?私ついていけるのか??と最初思ってましたが、読み進めていくうちにどっぷりハマっていました笑 早く更新されないかワクワクしています😊❤️温田さんの作品、ほんとに楽しすぎます🙌🙌 (2021年10月14日 0時) (レス) @page41 id: 882f735b0b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:温田 | 作成日時:2021年9月11日 1時