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「大倉はなぜいつもここに?」


ほとりのすぐ側、

ふたつ並んだ岩に腰をかけて話す


動くと肩がたまにぶつかるのが少しむず痒い



大「…なぜでしょうかね」

「そういえば、ここに来ないと大倉に会えないのはどうして?隆平たちはいつもそばにいるのに」


護衛と言っているのに
皇居内で大倉に会うことは無い

ふと気になった



大「それも忘れてしまわれたのですか?」

「…しかたないでしょ、覚えてないものは覚えてないの」


ふてくされて見せると大倉はかすかに笑う


木々のざわめきと波の音
大倉の笑う声

どれも心地良い



大「私は護衛です。丸山たちは姫様の近くで守り、私は姫様を遠くで守る役目ですから」


なるほど

隆平たちは私のそばに来た危険から守り
大倉は私のそばに危険が来ないように守る

と言った具合だろうか



「ふーん…。でもさ、大倉と皇居内で偶然会ってみたいのに」

大「ここで偶然お会いしているやないですか」

「ここへは会いに来てるから偶然ではないじゃない」

大「…姫様は、私に会いに来ているのですか」



しまった

横をむくと私を見つめる大倉の顔


近い


息が止まる


ざわめきと波の音がうるさい


私の心臓の音もうるさい

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温田(プロフ) - まるこさん» まるこさん、いつもありがとうございます(T_T)実は私もあまり得意ではない転生モノなので…ガチガチにならないようには気をつけてます!笑 ゆっくりやらせて頂きますが、今回もどうぞよろしくお願いします! (2021年10月14日 18時) (レス) id: 413ed48470 (このIDを非表示/違反報告)
まるこ(プロフ) - 転生モノ、アレ?私ついていけるのか??と最初思ってましたが、読み進めていくうちにどっぷりハマっていました笑 早く更新されないかワクワクしています😊❤️温田さんの作品、ほんとに楽しすぎます🙌🙌 (2021年10月14日 0時) (レス) @page41 id: 882f735b0b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:温田 | 作成日時:2021年9月11日 1時

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