rd× いちごのケーキ2 ページ46
「好きなもんを買った方がいいしな。うん。」
また付箋を一枚外した。
「靴のサイズ、変わってるかもしらんし、」
また一枚。
「これは定番やし、来年もあるやろ。」
また一枚。
「…でも、来年も居てくれるからわからんもんな。」
そういうとまた別の雑誌を取り出した。
ん？表紙は俺らじゃないな、
でもたしか、あれって俺のインタビュー載ってるよな。
「歳下やけどしっかりせなな。…嫌われちゃう」
ばちん！と雑誌を閉じて片付け始めた。
俺も慌てて部屋からそっと出てソファに飛び込んだ。
神ちゃんらしくない。
けど、今までのは無理してたんかな？
「シゲ、コーヒー飲む？」
「へ！？あ！うん！！」
「…？変なの」
キッチンにスタスタと歩いていった神ちゃんを
そっとみるとどことなく不機嫌そうな顔。
最近こんな顔ばっかやなあ。
「神ちゃん怒ってんの？」
「え？怒ってないよ」
「そっか」
「何？怒らすようなことしたん？」
またや、神ちゃんはすぐ俺のことを怒るねん。
あれできてないとか、これまた忘れてる！とか、
もうなんならうるさいくらい。たまーに鬱陶しくなる。
「してへんって、！また俺ばっかり怒る！」
「そんなん言うからやろ？」
「はぁ…、してへんって、」
「っ、ごめん、ちょっと疲れてたかも。」
「…俺もごめん」
お互い思ってることなんか吐き出せず、こんな感じで終わる。
まあもう慣れてきたけどそのあとってさぎこちないやん。
「神ちゃんは何買うん？」
「…まだ、決めてない」
「服とか？」
「全然決めてない」
「そっか」
「しげは、あぁ、さっきのか」
「うん」
「…」
「神ちゃん、欲しいもんあr」
「ないよ、ない。あ、欲しい服買おっかな！」
コーヒーを持ってきてテーブルの方に座った。
謎の距離。甘えてこないのはいつものことやけど
あからさまに避け出した。
「何日にする？」
「いつでもい、…そんなん、25やろ、」
「でも神ちゃん仕事やん」
「別に大丈夫やし。」
「いや別にその次にしたら神ちゃん楽やん」
「いいって、」
「なんなん、別にいつやったって一緒やろ」
「じゃあ25でいいやん！予定あんの？」
「は！？あるよ！あるある！クリスマスやで？」
「えっ、あんの…？誰っ、…あっそ、じゃあいいよ」
ちょっと怯んだ隙に言うてやる。
なんで神ちゃんにそんな言い方されなあかんねん。
「大体、言い方最近きついねん。怒ってばっかやし、
言いたいことあるならはっきり言えばいいやん」
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non(プロフ) - いつも素敵な作品をありがとうございます！！suta.様のかみしげが大好きです😭これからも更新楽しみにしてます😭 (2023年1月4日 1時) (
レス) @page43 id: 75b3cd701b (このIDを非表示/違反報告)
suta.(プロフ) - kikaさん» 嬉しいです〜！😭💗💗💗幸せに向かうと手が止まってしまうんですが…笑ともくん幸せになりますように！！笑 (2022年12月9日 7時) (レス) id: d955a4a289 (このIDを非表示/違反報告)
kika(プロフ) - ともくん……幸せになってくださいーーー😭続き楽しみにしています‼︎ (2022年12月8日 6時) (レス) @page25 id: 8a2ca7f8a9 (このIDを非表示/違反報告)
suta.(プロフ) - 名無しさん» ご丁寧にありがとうございます😰😰 (2022年11月9日 18時) (レス) id: d955a4a289 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - コメント失礼致します。オ/リ/フ/ラがついたままになっておりますよ…。 (2022年11月9日 15時) (レス) id: 3c150abdca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：suta. | 作成日時：2022年11月9日 6時
